旧646回 超電磁宇宙船打ち上げ方式(エコ打ち上げ)

今回は、超電磁系で火薬燃料を一切使わないエコな宇宙船打ち上げ方式の話ですね。

 この形ならほぼ失敗しないでしょうし、下手な爆発等は起こらない形で安全に安定的に宇宙船打ち上げをしていく事が可能です。星の力の反作用の形で飛ばして行く形ですからね。

基本的には超電磁砲技術の平和的利用の形という感じで、それに加えて電磁ブースターの上方向に向けた形で、火薬燃料類を一切使わずに地球~宇宙ステーション間ぐらいは電気の力だけで安全に航行できる形になるでしょうね。

 電磁反発の力を用いて超電磁砲型で大きな砲台型の中に宇宙船を丸ごと入れて、電磁反発の押し上げ型から初速から最高速で電気の力のみの安定制御で打ち上げる事ができ、燃料漏れや不備とかで爆発する事はありません。

初速から最高速とは言っても中の人が耐えられる速度までは抑えないといけないでしょうから超電磁技術は使いますが、そこまでの高速能力を有するかと言えば謎な所ですかね。

 内部で重力制御系の体に掛かる重圧の形をどれだけ低く出来るのかによって、速さの形は変えて行けると思いますね。

そして今までだと打ち上げまでしか超電磁の電磁反発の形は取れませんでしたが、電磁ブースターを用いる事によって空中で外部要因によって速度ブーストを何度も掛けられるようになり、その仕組みによって宇宙船本体のエンジン等は使わずに初発の超電磁打ち上げから電磁ブースターによる追加加速によって、その電磁力の力のみの電磁反発の繰り返しだけによって地球から宇宙まで打ち上げる事も、その逆もまた出来るようになるという事です。

電磁ブースター自体は大気圏内までの形なら電磁エンジンの風力で滞空飛行させる事は出来るでしょうし、宇宙空間であれば、別途電磁力を用いて電磁反発によって位置や方向の調整をして、バイオエネルギーから自己生成型燃料調達から推進火力として用いていく方法等も取って行けるでしょうね。

 その形の運用方式であれば、打ち上げミスになる要因はかなり減りますし、宇宙船打ち上げのコストも相当下げられていけるでしょうし、何より電磁反発系は繰り返しの利用がしやすいので、宇宙船本体の再使用の形にも行いやすくさせられて、総じて宇宙旅行等の総合コストを下げていく事にも宇宙開発のコスト削減と安定性を持った開発の方向にも進ませていく事も出来るようになるでしょうね。

その先の事まで言えば、電磁ブースターの役割は打ち上げから帰還までの速度補助だけに止まらず、宇宙空間の移動速度を高める為の補助ブースターとしても普通に用いる事ができ、配置状況が進んで行ければ火薬燃料等を用いずに何度でも加速航行させて行ける形で、メインエンジン温存で宇宙空間内を高速で移動して行けるようにもなるでしょうね。

多分ですけど、今の想定移動時間から半分以下に抑えていく事は容易でしょうね。

宇宙空間であれば星の重力下の影響は受けないでしょうから、電磁反発の最高加速力で進ませて行っても人体に掛かる負荷はかなり少ない物と思われる。

 その為、宇宙空間に電磁ブースターを配置させていく事が進めば、宇宙間で航行&調査等は加速度的に進ませていく事も出来ると思われる。

数年とか数十年の遅い速度ではなく、1~2ヶ月あれば余裕で火星調査が出来るぐらいまでの速度にはね。

配置した後は自動メンテナンスが出来るかどうかとか、宇宙デブリ等からの自衛手段等(回避含む)は持てるかとか、所属国は?の問題もまた出て来るのでしょうけどね。

 便利な反面その他の問題等は後からいくらでも出て来る物であり、宇宙空間は何が起こるか分からず、浮遊する飛行物体は無数に存在するわけですから、電磁ブースター単体で宇宙空間内の多少の事案には自己解決出来るだけのAI含めた機能を持たせる必要が出来るでしょうね。

これが地球と宇宙ステーションや月ぐらいまでの形であれば、まだ人目につく形でメンテナンスや危険回避等もしやすいのでしょうけど、そこから先のステップにまで進むとなると、それだけでは対処できない状況は多発するでしょうから、そこまで含めた考えは必要となってくるでしょうね。

 電磁ブースター自体を1つの補給場所みたいな形で運営していくとかできるならば、また話は変わってくるのかもしれませんけどね。

 ま、この辺りは宇宙船打ち上げ自体からはかなり離れてきているのでここまでの話としますが。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 超電磁宇宙船打ち上げ方式~終了~電磁ブースター

ちなみにこの打ち上げ方式のミサイル転用は、少し厳しいと言えるでしょうね。

基本真っ直ぐにしか飛ばせませんし、あとからミサイル本体を点火させる必要が出てきますから、そこで不具合起きたら意味無いですし、加速の勢いをどこかで弱めないと攻撃ミサイルとして使いにくくなるので、基本的にはそんな所で無駄に技術使うくらいなら普通に超加速の極音速ミサイル等で操作出来るミサイル発射にして行った方が無難でしょうね。

 そのミサイルも超電磁砲の連射式で普通に撃ち落とせるのですけどね。真っ直ぐの即連射には、いくら動きが早くても向きを自由に変えられた所で、当たり判定がデカすぎてこっちに向かって飛んでくるというだけで、迎撃対処は簡単だと言えますね。 END

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