旧440回 魔法防具 アイスシールド~再生する盾~

今回は魔法防具のアイスシールドの話ですけども、日本名は氷の盾ですね。

そしてイメージ通り材料は水を凍らせて氷の盾を作り出すという感じの物ですけど、当然の如く夏はほとんど機能しません。また、ゲーム等と違い壊れないという無理な要素は何1つ無く、普通に防御力は氷の厚さによるもので、それ以上の攻撃には普通に壊れてしまう脆い物ですが、最大の特徴は壊れたとしても材料である水と電力量が残ってさえいれば、いくらでも再び張り直す再生が可能な盾であるという事です。

 エコロジーで何度でも使用可能な盾と言った感じですけど、普通に防弾盾とかと比べると圧倒的に脆いですし重量もあるので、個人防御用ではあまり有効的ではありませんが、それでも身軽に持つ事も可能な護身用の盾としては結構使える内容の物でもあります。

 もう1つの特徴は、このアイスシールドは本体の氷発生機構とシールド可変部分は折り畳んでコンパクトにさせて携帯させる事も出来るので、普通の盾より持ち運びがしやすく、目立たせなく携帯する事も可能な盾であるという点ですね。

 持つだけの盾ではなく、氷盾自体を投げて身を守る事も可能な盾でもあるという感じですね。そしてその後の盾が凶器(強い殺傷性)になる事もあまりないので、比較的安心して投げる事も可能であるという感じですね。(小型盾の形の場合)

仕組みとしては、盾の本体中心部にアイスシールドの材料である水が少しストックできる状態にして、強力な冷気を放つ事が出来るようにします。

そしてその周りに骨格型の部分として折り畳み式で、4~20角形辺りでアイスシールドの骨組みにして、こちらからも強力な冷気を放出(中央部の冷気を流して放出させる形)させられるようにします。 そして中央部の装置から水を薄く放射させて冷気で凍らせていくと、アイスシールドを形成する事が出来るようになります。

シールドの発生装置の大きさと骨格の大きさによってアイスシールドの基本防御力を変化させられます。

小型だと薄氷程度で傘替わりぐらいにしか使えませんが、雨除けだと常時水分補給出来て、強風等で壊されても何度でも氷を張りなおせるので、意外と便利な氷傘に使用する事も可能でしょう。

 そして中程度の厚みで氷が張れると、それなりに重量は出ますがその代わりにある程度の物体の衝撃や人間程度の物理攻撃数発分くらいはそれだけでも防御する事ができ、また壊されようとも水の残量がある限りは何度でも壊された部分のみを張りなおせるように出来るので、意外と永続的な防御能力を有せるでしょう。

 ついでに投げて離れた相手を守る事に使用する事もでき、一種の円盤型投擲アイテムとして使う事も可能です。

あと重要な点では、氷瞬間生成の力を利用して相手を物理的にアイスシールドの中に捕縛するような使い方にも用いる事は可能ですが、個人使用型では悪事に乱用される危険性も高いので、個人使用型にはこの機能への対策として、氷を張る部分に対物センサーを付けて、氷を張る内側に何かがある状態の時にはその部分の面の氷を張らないようにするという仕組みを付けると、悪用阻止をする事が出来るようになるでしょう。

 警察等の使用型や建物等で侵入防止用の形ならば普通に捕縛できるようにして、一種の氷の捕縛トラップとしても普通に何度も瞬間再生する氷の防御壁として利用する方向にも可能でしょう。

 ただし何度も言いますが、防弾や防刃効果はないので、それなりのアイスシールド防御力でしかないのですがね。 材質氷なので普通に夏の屋外や暑い場所で使用は不可能となりますので、使えるようで使えない氷を用いたアイスシールドとなります。

この氷発生でシールド形成の技術を応用させると、氷製の打製道具(再生利用可能)がいくつか考えられて使えるようになります。材質が基本氷なので使えるかどうかは考え所ですが。

 その物に関しては、例えば氷の麺棒…使い道あるのだろうか???・ツボ押し系道具(冷やしていいのかどうか知りませんが)・簡易ハンマー(氷だからあまり固い物だと逆にハンマーが砕けそう。すぐに元通りに出来るけども)等に使える?でしょう。(多分…)

 氷製なので、基本効果として冷やす効果と壊れる可能性が付与されるのですが、同時にすぐに元通りに戻す事も可能であるという特性が付与されているので、使い方をうまく考えれば、便利な道具にする事も出来るでしょう。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 魔法防具~終了~アイスシールド

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