旧783回 エリザベス女王の死によって変わる世界情勢と王制度

さて今日は日本でもエリザベス女王の国葬に関する報道が多かったですね。大規模で国を挙げた偉大なるエリザベス女王に対する国葬の形を何度も報じる形になっていましたが、それと同時に女王が居なくなった事の今後のイギリスと王室に君主制度と共和制への移行が進む事等の不安視もされていて、1つの時代が終わり新たな時代へと移っていくかのような状況にもなっているようですね。

 エリザベス女王が亡くなって息子のチャールズ国王に変わったけども、年齢はたいへん高齢であり、次の形に繋げるための国王の形になるでしょうかね。ワンクッションというか偉大過ぎる女王がいなくなったことによる時代の終わりから次の新たな時代を作り出して行く為の準備期間とも礎の形を作り出す為の国王という感じにも見える状況で、どこまで次世代に向けた新たなイギリス君主制の形を作り出して王制度を維持させられるのか?という所になってくるのでしょうかね。

現状はいろいろ問題が限界を迎えようとしている状況ですから、エリザベス女王に負けるとも劣らない形で次世代に向けた礎を築けなければ偉大なる女王の死とともにイギリス王室制度も衰退して無くなっていく運命も出てくるでしょうね。

君主制と共和制に関しては私も調べてみましたが、早い話国王等がいるかどうかの違いであり、国王や皇帝に天皇がいる国は君主制で、いない国は共和制という違いがあるだけのようです。

君主制と言っても王様が政治も司る国でない限りは、立憲君主制と言われて王様居るけど実際は共和制のような物という定義付けになるようですね。

 共和制は基本的に選挙によって国のトップが決められる形だけど、よほど選挙が間違っていたり政治腐敗や国民に政治関心度が無い限り独裁者は生まれにくい制度と言われていますが、現状かなりの国で何らかの民主的選挙が正しくない状況のせいで独裁者が生まれまくる状況にもなっています。

大概金と権力によって人は簡単に狂わされるという所で、君主制ではないから民主的な国家に共和制がなれるという物でもないですね。

 システムの根幹で必ず別人に代変わりが行なわれずにそのシステムに介入しようとする者がいたら、国家反逆者であるという感じの法律でも作られて守られない限りは、独裁者はいくらでも生まれる可能性はあるでしょうね。

 それでも今のイギリスの君主制に対する不満の形から離脱しようとする国に共和制に変えて行く流れも多くなっているようで、現在のイギリス自体も4国が合体してのイギリスであり、それが全部分裂しようとしている状況にもあり、その原因は今の王室制度にあるという所で、今後イギリスが今の形を維持できるのかも今後の課題でしょうね。

NATO等の協力体制は取るでしょうし、君主制から外れたとしてもそこで関係すらも断絶というわけでもないでしょうから、大きな変化ではないだろうけども、イギリス王国連邦の面から見れば由々しき問題になってくるでしょうね。

 驚いたのはカナダやオーストラリア等がイギリス王国からの立憲君主国だったという所ですけど、実政治の状況では既に完全なる1つずつの国のような感じですからねえ。イギリス王国連邦という形も1つのNATO等の連合名称にも思えてくる所で。

それでイギリス王室は国王制度の特権階級を得ている状態で公務等もこなすけども王家所有でビジネスや土地不動産ビジネス等も行なっており、その収入がかなりありながら特権階級として様々な国の税制度等から外れた形で優遇を受けているという事で国民からの不満があり、さらに物価や地価価格の上昇により国民の暮らしが不況になってきているのに王室は華やかに豪華な形を続けていられるという所で、基本的な他の国の資本主義に対する貧富の格差の不満がイギリス王室の形にも当てはめられる形で、王室不要論や特権階級を無くすべきだという意見が多く出ているようで、国民から認められる王制度の形になっていない状況にあるという事ですね。

 エリザベス女王に関しては、王制度とは別枠で個人として偉大なる女王とされていた存在だから在位中は問題もスルーしていた所があるけども、偉大なる女王亡き状態ではその問題も再燃してどうなるイギリス王室制度?という所のようですね。

基本的にはエリザベス女王は開かれた王室という形で国民からの強い支持を受けていましたが、それだけでは現状の不満などからは回避しきれる物でもないでしょうから、より民主寄りで国民等を助けていく方向で、その稼いだお金を使い建てられた宮殿なども有効活用出来る形を考えていく必要はあるでしょうね。

 特権階級を用いるのならそれに見合う形で国民に何かを返す形で使う形にして、開かれた形よりもより困窮する人たちにも気遣い助ける形で寄り添い助ける王室の形が今の時代には必要かもしれませんね。

 政治に関与せずにただ王様たちだからというだけでは、国民の意識も薄れて不必要な存在として見られていく形になって行くので、必要ある存在として政治とは別に行うならば、直接国民等を助けられる形を新たに行なっていく必要はあるでしょうね。

王侯制度という点なら日本も同様の感じがありますけども、こちらは完全に政治もビジネスも何も無く、ただ平和の象徴として周りに顔を出して行くなどの形になっていますが、日本でもその状況が続くならば天皇不要論を唱える若者が増えてもおかしくは無い気もしますね。

 現状ただでさえ日本の国民困窮率が高まっている状態で天皇だけは変わらずそれなりに豊かな生活が続けられるというのは、不満の対象になる可能性も高いですし、そういう所は資本主義も王侯制度も同じという所でしょうね。

 ただまぁ日本の方は男尊女卑のせいで天皇家が結構簡単に滅びてどれだけ分家頼ろうとも滅びていきそうだから、このまま放置でもそれなりに早く滅亡しそうだけどね。

イギリス王室は人口増えてるけども、日本の天皇皇室は人口減少が加速しまくって、その内馬車馬のように働かせて目に見える奴隷のようにしないといけない状況にもなりそうですし、このまま十数年経つと確実に天皇家だけ早死にが増えそう。ブラック労働によって過労死や働き過ぎて寿命減少。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 エリザベス女王の国葬~終了~君主制と共和制

さてイギリスは盛大なる国葬が行なわれたけども、その次の日本の国葬の規模はともかく内容がちっぽけになりそうですよね。どうしても比べると中身が違い過ぎて言葉的には同じ国葬でも天と地ほどの差がある弔うべき対象の偉大さ等ですよね。

 片や在位70年の偉大なる女王、片や銃撃されて亡くなった十数年総理になって目立った功績の無い元総理大臣。マイナスの目立った功績ならたくさんあるけど、マイナス多すぎてプラス功績が霞み掛かる。 END

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