旧485回 小型中型無人殺戮兵器全てを飲み込む レールガン・ブラックホール

今回の話は、ピンクの悪魔に引き続きまして対無人殺戮兵器用の究極兵器の1つが、このレールガン・ブラックホールです。こちらは無人兵器というよりも初期型では戦略型防衛兵器の区分になりますね。小型化させたら無人兵器の区分になるでしょうけど。

今回のレールガン・ブラックホールは、前回のピンクの悪魔と同じく対無人殺戮兵器用の最強対抗兵器です。

ピンクの悪魔では射撃攻撃に値する物を全て尽く飲み込んで相手に跳ね返すという形でしたが、こちらの方ではそんなまだるっこしい事はせずに小型中型の無人兵器を対象に丸ごと全部飲み込んでいくという形の消し去り方になり、正しくすべてを飲み込んで逃がさない様からブラックホールの名称を付けました。

これも基本的にはそれ自体における攻撃性能はなく、相手を飲み込む事によってようやく攻撃性能を得る事に繋げられるのですが、基本的に今回の物は、レールガンの特化改良型で、普通に元のレールガンとしての能力も持ち合わせているので、それだけで防衛攻撃能力は持っていますが、基本的な構造形式が少し異なるので、基本的には吸い込んだ無人兵器を弾にして撃ち出す形になります。

基本的な性能構造は、レールガンを元にして、レールガンの射出体系から真逆の引き寄せる力で、付近の鉄系無人兵器を全て跡形もなく吸い込む形にするので、レールガン・ブラックホールと名付けています。

 一種の強力な掃除機ですね。(吸い込む力は磁力)

この基礎原理は既に廃車処理現場やゴミ処理場などで使われる電磁力で鉄製品だけを吸い寄せる形で使われている物の超巨大化超強化版の形ですから、実現化させるのはそれほど難しくもないでしょう。

が、その際の問題点としては、基本的に吸い込む物が爆弾系統を持った無人兵器となるので、レールガンとして砲の内側に超強化させた防爆系の吸い込み口の形で吸い込み、内部からは安全な状況で溜められる形にさせます。

それで吸い込んだ物を一部別に溜め込めるようにもさせて、吸い込んだ無人兵器共をレールガン形式で撃ち出して外に出す必要があります。つまり爆弾類を安全に吸い込んでも大丈夫な胃袋が必要という事ですね。

それも含めて出来れば、レールガン・ブラックホールが出来上がって、飛行ドローンの大群すらもあっという間に全て飲み込んで、内部爆発などで残った残骸をまとめて撃ち返すような形で防衛攻撃としても有効活用させて、再度使用可能になるという形ですね。

レールガン・ブラックホールには大きな弱点も存在していて、ピンクの悪魔でも挙げた弱点以外にこのレールガン・ブラックホールでは、その能力が強すぎる為に敵味方関係無く全てを飲み込んでしまうという痛すぎる弱点が出来上がってしまいます。

 要は敵味方関係無く、付近にある小型中型の無人兵器を全て容赦なく吸い込んで飲み込んでいく能力という形なので、この使用には味方を展開させておかないという制約が付きます。又はしっかりと固定や収納しておく必要がある。

能力を高める過程では無差別にするほかなく、基本的に敵の大量の無人殺戮兵器部隊が来ている時には味方を下がらせてから発動させて全て飲み込んだ後に味方を展開するという形を取り、敵の部隊が少ないのであれば、これを使わずに味方の部隊だけで対処して行くなどの使い分けが必要とされる戦略防衛兵器となります。

 1基毎の連続使用も不可なので、狭い地域で連続使用させるには、その使用回数分の数を用意する必要も出てきます。 大規模でまとめて襲い掛かってくる分には、圧倒的な吸い込み力によって一瞬で跡形もなく消し去ることが出来るでしょうね。

防爆能力をさらに高めれば、敵が撃ち出すミサイルやロケット砲も全部まとめて吸い込んで爆発の影響すらも飲み込んで防衛する所には何の被害の可能性も無く守り切る事も出来るようになります。

 また、核ミサイルの爆発力にも耐えうるような形に内部が出来るのであれば、核ミサイルをも全て飲み込んで爆発の影響も限定的とさせて、すぐさま相手方向に向けて撃ち返す形(もしくはは宇宙へ向けて)に出来るので、放射線の影響値なども抑える形にする事も出来るでしょう。

 それだけ頑丈で丈夫な形が作れるのであればですけどね。

もしその形すらも実現可能な形が出来るのであれば、このレールガン・ブラックホールの兵器で無人殺戮兵器も短距離ミサイルやロケット砲に長距離ミサイルICBM級や核ミサイル等も全く怖くなくなる防衛兵器と化す事も可能です。

 なんたって安全に全部この兵器が吸い込んで食べてくれるのですから。全てを飲み込むブラックホールの如くね。

無人兵器どころか、近くに展開する有人機部隊も飲み込む危険性は普通にあるので、展開と使用には厳重な注意が必要な究極兵器ですけど。

 これを攻撃用に展開させる事はほぼ不可能というか、これを攻撃型にするぐらいなら普通にその予算を他の攻撃兵器に使った方がましな形ですので、意味はないですし、大きさ的にも巨大兵器になって自己防衛能力はなく、それを敵地に運ぶ事自体が難しく、基本的に攻撃用では使えません。というかそれを運ぼうとする部隊も自滅用の編成にしなければいけないので、全てにおいて攻撃用としては使えません。

そしてピンクの悪魔と同じく、魔法攻撃耐性は皆無なので、それで攻撃されると簡単に破壊されますしね。

 現状この世界でも魔法攻撃は使おうと思えばいくつかは使う事が出来ますからね。

 風・無限の主力武装のプラズマカノン系も風・電撃攻撃魔法ですし、水・無限にも独自の水攻撃魔法はありますし、ピンクの悪魔では限定的ながらも土系攻撃魔法使えますから、この世界でも割かし強力な攻撃魔法は行使させる事が可能なので、それらに対してこの兵器は防御性皆無ですね。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 レールガン・ブラックホール~終了~攻撃魔法

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