旧165回 衣食住最低保障システムⅡ
今回は衣食住の基本環境の解説と電子通貨システムを同時にしていく。
まず最低保障で与えられる最初の段階として、住は個人の場合は1kの普通に小さい部屋を割り当てられる事にする。家族(子供がいる)の場合は、2・3kぐらいの広さにする。そしてこのシステムの基本作業を頑張れば、どんどん広い部屋へと変えて行くことが出来るようにする。 部屋の機能的には、初期でクーラーとキッチン(IH)と個室のバス(シャワーのみ)とトイレが小さく配備されている環境とします。(機能等も頑張ればどんどん良い環境へと変えて行けます)
そして食に関しても農作業を頑張れば質の良い物へと変化させていく事が出来る点は変わりません。 そして初期の段階では、朝と夕だけ出てきます。ただしメニューは決まった物だけで、最低限の栄養が得られる質素な物となっています。
そして頑張っている場合には、食事の質や量が増える事は当たり前で、さらに昼を出してもらったり、メニューをAやB等で選べるようになったり、最終的には一部オーダーできるようになるまでにさせます。 そして衣食住1でも紹介しましたが、基本的に食べることが出来る日数は、農作業をした日数と同日分です。
朝夕を合わせて1日分と数えます。(昼付であれば昼も込みで計算) では昼の分や食べ盛りの子供がいる場合にはどうするのかというと、それは次の電子通貨システムの所で解説します。 ちなみに夜は深夜0時まで営業させます。基本的に食事作成は最初無人機による作成で行きます。そして農作業を頑張る程度によって、人の料理人の配備などを検討させていきます。
ちなみに余談ですが、システムの一部を受けないで利用する事も可能です。例えば持ち家があって農作業と食事と電子通貨などのシステムを受ける事や、農作業の頑張りを外して外の普通の仕事を頑張って食事を普通に買ったりして食事するなども可能です。農作業部屋に毎日行けばよいだけの簡単なお仕事ですから、別にそれに精を出さなくても毎日行けば食事と雑費などの電子通貨の最低は保障されて生活できるのですから、自由なやり方が出来るという事です。 もちろんほぼ毎日通うだけで、あとはのんびり寝て過ごすなども可能です。
それでは新しく追加する新システムの電子通貨について解説していきます。 この電子通貨は本来の生活保護の現金の部分に該当するお金を丸ごと電子通貨として、悪用がほぼ出来ないようにさせたものです。さらに、無駄な出費などにも利用できないようにさせて、ある程度の限定利用にさせて、何かしらの手段で現金を得ないと今までの娯楽等が出来ないようにさせる方法でもあります。
ここまで言うと最初に言う事は何であるか大体わかりますよね? そうです。ギャンブル賭博等の賭け事への使用をこの電子通貨では全面禁止とさせます。 ちなみに電子通貨の額の移し等も使用不可にするので小さな望みすらも絶ちます。(例外として、宝くじを月に1枚だけは購入を許可しても良いかもしれませんが)
それで分かりやすい禁止を言った後に基本システムの解説に移りますが、この電子通貨は各個人を認証するカードの中に機能の一部として使います。なので、基本的に衣食住システムから得られる農作業の対価分の金額が入るだけと、様々な機能の利用や買い物などに使用する金額の使用料での減少しかできないシステムとします。
機能の利用としては、建物内に大浴場などを併設させたうえでの利用料や、ランドリー関係(最低設備は無料)の使用料などの基本的生活(基本生活で最低限必要な類で最低レベルの設備であれば基本無料)などで使用したりする類いです。
買い物に関しては、基本的に衣食住最低保障システムが構築する購買施設に対して使えるお金ですが、建物内の機器を媒体として外部のネットショッピングなどでも特別使用料などを設けて利用可能にさせます。特別使用料は基本的にネットショッピング内の基本単価(配送費込み)の2~3倍が基準とさせて、最低限必要そうな類以外に関しては、10~1000倍位を基準にさせます。(お酒やたばこなどもこちらに分類)
そして購買所に関しては、基本的な衛生用品の類から安物の衣類や普通の質の食料品(出来合いの物含む)などが販売されている状態とさせます。そしてそれらの基本的に必要な品物に関しては、基本的に外の品よりもかなり安価にさせます。質を完全に大量生産の普通の品質にさせるので、その安さにするという事です。 また普通の品質のお酒も多少高めで販売させます。(外のよりは十分に安い金額で)
そして悪用などを防ぐ為の方法の1つとして、子供に関しても小学校に上がる年齢(正確には小学生になる時)になれば、個人ごとに認証カードと電子通貨の支給がされるようにさせます。小学生未満の子供がいる場合には、母親ないし父親にその子供の分の金額もまとめて支給されるようにします。
これはいつまでも親が管理させる状況にさせると、子供の分のお金までまとめて使い込む可能性があるからです。 そしてこのカードの使用は原則的に本人の確認が無ければ使えない様なシステム(建物内でカードが使える場所全て)とさせて、勝手にカードを使う事などを防ぐ目的とさせます。
さらに子供に関しては一部のネットショッピングの利用も制限させて、年齢が上がる毎に利用できる場所を増やして行かせる様なシステムにします。具体的には、安心できるサイトでさらにこの建物媒介と併用させて子供が買える商品を限定させた内容の商品だけを選べるようにさせます。
ちなみに商品の限定化は、建物内の購買所でも同じようなシステムとさせます。 これも大人の目的物を子供に買わせようとする動きの一部を防止させる目的が含まれています。基本的に子供だと年齢相応にあった商品しか買えない様な状態とする。
あと言う事は、1ヶ月に使える金額は生活保護の金額よりも低い事と、電子通貨の金額は持ち越せることです。
ちなみに金額が低いのは当然の事です。基本的に支給される衣食住最低保障の衣食住の費用や管理費などを引いた金額にするのですから。また全体的な金額自体も変えます。(農作業の頑張り自体によって待遇が変化させられて行く為)基本的には自由に使えるお金はそこまで高くはならないという所です。(ネットショッピングでお酒類を買えば1発アウトぐらいの金額設定で)
こうして受け渡しなども出来ずに不正操作や騙しなどでも使用が難しく、さらには基本的な物品以外に関してはものすごく高く費用が掛かるような通貨システムにすれば、悪用がほぼ出来なくなりシステム自体の安全性の確保にも貢献できます。
さらに言えば、このシステム上ではどうしても現実のお金がいろんな物やサービスを得る為に必要になるので、農作業を頑張ったり普通に外で仕事を頑張ったりする必要性が生まれてくるようになります。
なので、一時的にこの衣食住最低保障システムで経済能力が一時減退してもすぐに回復傾向にすることが出来ます。 さらに言えばこのシステムで、過労働やブラックバイトなどが絶滅に追いやられることになるでしょう。そこまでして頑張る必要性が無くなるのですから。
このシステムでは誰もが頑張れば大金を稼ぎ出す事や幸せな生活を送ったりすることが出来ます。(ただし頑張る努力をした人だけですが)
そしてこのようなシステムを全世界で取り組めば、飢えなどに苦しむ貧困の人々すべてを救うことが出来ます。(このシステムに納得すれば) 私が考える自由主義の根幹のシステムがこの衣食住最低保障システムなのです。 そして独裁的民主主義においても根幹に位置するシステムです。
それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
衣食住最低保障~終了~電子通貨