旧233回 流れ麺専門店
さて流れ麺(流し麺)の内容ですが、麺を流す用の水が大量に必要なので、それ相応の水道代の覚悟が必要で、海上や海の近くで行なう場合は海水の浄水設備を整えて飲み水を半無限に確保できるようにする必要があります。水をある程度循環させながら同時に浄水も兼ねられれば、そこまで大量の水を必要とするわけでもないけど。
そして、この店で1番重要な部分は、麺が流れる様などを魅せられる事です。店内の高所から麺を流して客の席のすぐそばまでを流れて行くというのが基本スタイルですが、魅せ方は店舗ごとに任せます。基本的な流しそうめんスタイルでもいいですし、下から透けて見えるレーンを流れる麺があっちこっちへと流れて行く様を魅せるなども良いでしょう。この時に各麺に着色を付けて流すと、きれいな虹が流れる様を魅せるなども可能にできます。流れる食材の芸術美とでも言いますか。まあそれで見た後に食べられるのですからどちらも楽しめる事も可能。
基本的な流れ麺専門店のスタイルはこの魅せて楽しませて食べられるタイプと、流れる事によるアトラクション性を付けて、うまくいけば安く多く食べられるシステムを備えたタイプです。
そしてこちらも2種類ありますが、まずは基本的なスタイルとして、基本的な流しそうめんスタイル等の流し方で難易度を3~4種類ぐらいを設定して、うまくいけば多く食べられて失敗すると難易度により食べられる量が減少するといった具合にさせます。例えとしてC(低レベル)~S(高レベル)として、Cだと通常料金の品の麺の量が20%増しでうまくいけば基本量が100gの麺がうまくいけば120g(120%)食べられるけど、失敗すると初期の全体の95%分つまり95gしか食べられなくなるというシステム。
で、この計算式でどうやって客毎に成否を見極めたりするのかというと、客の所に麺が流れる部分があるのとそれをアトラクション感覚でうまくすくい上げて取る所があるのは基本だが、普通の場合だと取れなかった麺は下に溜まってあとから取れるというのが普通だが、今回のシステムでは下に流れた麺は一旦まとめられて、麺を全て流し終えた段階で客が取れた量が最低値より上(Cであれば、95g)であればそれはそのまま流れるけど、最低値以下(94g以下)であれば最低値の残りの量の麺を客が入手できるようにする。別途そういう仕組みを作る必要有り。
また、余りの麺(Cだと全失敗で25g分の余りが出る事になる)が出ている場合は、それらをまとめて格安の別商品で販売するか店側で食するなりをする。
そして仮の例として、Bは最大値150%で最低値85%、Aは最大値200%で最低値75%、Sは最大値300%で最低値50%とすると面白さが出てくるでしょう。ただこれだけだと店側の不利益になる確率が高く単調で面白味が少ないので、レベルごとに使えるアイテムや仕掛けが変化するという仕組みを加えます。アイテムとしては、箸が基本的でしょうが、初心者には意外と箸でも難易度が高いです。
なので、Cでは一部平面があるザルを使えるようにして、Bだと穴開きお玉など、そしてAで箸を使うとすると良いでしょう。ついでにAでは速度も少し上げたり。そしてSレベルでは、流れるスピードを2~3倍にするとアトラクション性を高められるでしょう。さらにアトラクション性を高める要素として、麺が一定の位置に来るまではどこを流れているのか分からなくしたり、アイテムですくえる辺りの前辺りで、麺の流れる位置が少し変わる障害物などをランダムで出現させる仕掛けなどを組み合わせたりすると、なお良くできるでしょう。さっきの数値は今のアイテムと数値の組み合わせでいかように変化させて良いです。あくまで今回の例えですので。
だからものすごく難しくさせて、量のばらつきを激変させるなども有りです。そして軽く楽しませる事を目的にするなら最大値を少なめにして、最低値を100%にすれば店のサービス的要素でやる事も可能でしょう。
そしてもう1つが手間いらずの簡単ワンコスタイルです。(犬ではありません)早食いの中にわんこそばという小さい椀の中に少量の蕎麦が入っている物がいくつもあって食べた量が計算しやすい早食いスタイルの勝負がありますよね。あれのままだと椀の用意などに人が必要ですが、流れるスタイルにさせると人を使わずに椀の中に次々と麺を入れて椀の移動なども同時に出来る様になります。という感じで、1つを食べ終えると2つか3つ先の椀の中に麺が補充されるという仕組みを作って時間制限での各麺の早食いが出来る様にするタイプをするというのも良いのではないのかな?
平均の量(早い遅い含めて)を基本の値段にするぐらいでやる感じだと良いかな? そしてこの流れるスタイル独自のわんこも可能だ。それは流れてくる麺を自分で変化させる事も可能にするという内容。傍にボタンなどで次から補充される麺というか品の内容を変化させることが出来る様にすれば、一度に複数種類の好きな麺を楽しむ事も可能にできるというスタイルだ。さらに時間制限は設けているが、すでに用意した物を時間終了だからと言って破棄するのはもったいないので、時間が終了したら補充がされなくなるという方法にすると、残りをゆっくり味わったり出来る様になる。つまりそれを見越して麺をどんどん変えて複数種類の麺を同時に1回の料金で楽しむバイキングのような楽しみ方にもできるという事。
さてこれで基本システムの方は話し終わりましたが、これで流せる麺はそうめんや蕎麦だけではない事に気付けますかな?麺と名が付くあらゆるものを流す事が可能です。専門店部分外せば、他の物も可能。
例えば水をお湯に変えれば、うどんやラーメンなども可能。麺以外の具材も可能だけど、スープだけはあらかじめ客側に用意されている状態にすること。さらにスープのおかわりも可能にすること。ただし、一定回数以上は別途有料にする。
また、油を引いて焼きそばなどを熱いままに滑らせて流す事も可能。焼きながら流す事も可能だが、それ専用で設備を準備する必要がある。 ちなみに、おとぎ話の大きな桃(用意できれば)を流して~というような事も可能にできる。
まあ今回は流れ麺専門店という形で表しているが、この方法なら何を流しても面白い形の飲食店などに出来る。ついでにお湯も可能なので、四季関係無く可能。ただし流しても形が崩れない物に限定されるが。着色目当て(口にしても問題が無いように。)でやる場合などは別。
だが、ふと考えたが、これ受験生や試験の前の人には鬼門の店になりかねないのではないのか?(流れ落ちる。滑るなど)
それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
流れ麺専門店~終了~見て味も楽しむ