旧341回 独裁的民主主義 生活水準回復から経済の降下上昇までの流れ4 経済編
独裁的民主主義の中の生活水準回復の流れからそれに連なる経済の変動の具合や詳細な中身を解説していく話も経済編を迎えましてラストになります。これの基本的な流れは、1と4だけ見れば大体は理解できるので、それでもかまいません。
この経済編では、大体理解出来ているだろう生活水準回復に及ばされる影響で、経済が一時的に暴落する事に関してと、その後の成長力高く経済がこれまで以上に潤滑になっていく理由などを詳細に話していきます。3でも語りましたが、意外と気付かない人の多い衣食住最低保障に隠された経済上昇効果に関しても話していきます。
一見相反する効果しか生まないように見えるけども、実はこれである不安がなくなり、経済がこれまで以上に回る潤滑油の働きをする事になるのです。ついでに失職率の大幅低下効果にも繋げる事が出来ます。
まずはこれまでにも少し話をしている経済が悪くなる事に関して解説していきます。今回の話の中で経済が悪くなるというよりも、衣食住最低保障の到来によって、無理に生きる為に働く必要が減って、仕事を離れる人が一気に増加して行く事で、一時的に働き手の減少によって経済が一気に悪くなるという感じです。
それまでに行われる消費税改革では、低金額の一部商品が安くなるので、そちらの需要と供給の全体バランスが大きくなるのですが、同時にそれ以外の基本消費税の大幅増税によって、一時的な意味合いではマイナス効果が強いでしょう。
ただし安い方とうまく組み合わせられる人が増えてくれば、プラスに転じていく事になるでしょう。それよりも前に実施される酒タバコの増減税に関しては、最初の辺りは確実にマイナス効果が強いでしょうが、国民の頑張りの度合いによって、経済に与える影響は刻一刻と変化していく事でしょう。
また、経済という事で電気代0(基本料金+α)に連なる影響も含めて話すと、まず大手電力は失速傾向となり、その他の電力会社も最初の辺りでは新規の需要も増える形で好調を迎えるでしょうが、電気代全体の価格低下に繋がっていく過程において、国と提携する形を持って最終的には日本での電気代0の実現と利益経営の縮小から民間でありながら国との協力下においての販売体制に変化していく事になるでしょう。
それで話を衣食住最低保障の辺りまで戻して、この基本的な仕組みはこれまでにも何度も話してきたとおり、特段働く必要は無くて生きる事において最低は保障されるという内容です。(前回3の医療分野で電子マネーによる支払いは可能となりますが、一部高額医療などに関しては、衣食住最低保障だけでは不可能なものもあります。最低が基本なので、高額最高医療まで無料にはできないのです。こちらはそれまでの稼ぎやこれからの稼ぎにより変化。無理なら安楽死も選択肢)
これによって働き手の多くが減少するという所まで話しましたが、このシステムによって保障されるのは生きるにおいて最低レベルの内容だけです。つまり、それ以上の何かを欲したり行動しようと思えば当然現金が必要になってきます。
このシステム内で現金を得る為には、自動機械農業を本格的に頑張るしか得られるチャンスはありませんが、同時にこのシステムの存在によって、生きる為だけのお金を必要としなくても良くなるため、社会で稼いだお金を全額自分のしたい夢や趣味などにつぎ込んでいく事が可能になります。
なので、基本的には多くの人が入ってきた収入をどんどん消費していく流れに変えていく事になるでしょう。
たとえそれが無くなっても、生きるにおいての最低限の部分が保障される事になるのだから、食費の事や老後の為に貯蓄する必要がほとんど無くなります。その他の不安に関して貯めるとか、夢や趣味の金額が大きいから貯めるとかを除き。
それにより貯蓄傾向から消費傾向へと経済の流れが変化していく事になるでしょう。同時にこのシステムによって、自分で会社を起業するにあたっての資金集めがしやすくなっていくので、そちらの発展も今よりも早く多くなっていく事でしょう。たとえ失敗しても生きるにおいては保障されているし、その頃であれば、社員確保に関してはロボット雇用も普通になっているでしょうから集めやすいでしょうしね。
さらに独民で進めるお金を借りる事への緩和策によって、資金の調達をさらに進めやすく経済の伸びを押し広げる効果にも期待して良いでしょう。あの手続き少なく気軽に借りられる仕組みの事です。まあミスったら、国にお金を返していく事になりますので、その点のリスクはありますけど、銀行よりは難易度が低いですし、ついでに悪徳金融よりも遥かに良い対応になっているので、良い方向に進ませやすくついでの悪徳金融潰しにも一役買えて良い進みになるでしょう。
そして子供たちに関しても基本的に最低以上を求めない限りはお金が掛からなくなるので、より幅広くいろんなことにお金を使っていきやすくなる効果や、学習教育内容の大幅変化によって、特定の知識高く仕事に就きやすい状況になるので、発展や成長力の底上げに追加されていく形になるでしょう。
ついでに就学ローンに関しても今よりもかなり緩和されるでしょう。生きる事の保障と、小中高の完全無償化&特化型教育スタイルによる大学の意味の変化によって。というか学校に関するローン制度などが事実上消えていく流れに繋がり、卒業後のローンに苦しむ事の悩みの解消に繋げられるでしょう。(私立に通う学生以外)
そして老後に関しても先にも少し挙げたように、老後に生きるにおいての貯蓄は必要なくなり、もしもの病気や怪我に対していくらか残しておく必要はあれど、基本的には自分や子や孫に対してお金を今よりも使いやすくなっていくでしょう。衣食住最低保障の開始後しばらくは年金のお金も舞い込んできますので、お金を使いやすい環境が整えられるでしょう。
このような状況下において、基本的な単純労働をロボットが賄っていく形になるので、会社の立ち上げに関する難しさは和らぎ、新規の仕事も行ない易くなっていく事でしょう。さらに特化型育成での人材が大幅に増えて行く事になるので、それに連なる仕事に関しても大幅に飛躍率が上げられていく事になるでしょう。
そして教育に関する事や生きる事に老後の心配における悩みなどもかなり解消されて、お金を使っても心配になる要因が少なくなることから、今の貯蓄志向からどんどん消費志向へとスムーズに切り替えていく事になるでしょうし、最低生活が保障されるので、好きな事に対してより使いやすくなっていく事から、経済の好調に加えてお金の循環力がより高くなっていきます。
そして会社も雇用の基本体系が、普遍的な仕事はロボットに任せて、特色ある仕事を人に任せる仕組みに変えていく事になるので、基本給は上げて行かざるを得ないでしょうし、仕事に関する強みを上げていく事がより行ない易くなるので、こちらも貯蓄志向から消費志向に切り替えていく事が出来るようになるでしょう。ロボット社員が増えれば、それだけ人に関するリスク面を減らせていけますからね。
そして最後に衣食住最低保障に隠された最後の秘密がもうお分かりの自動機械農業に関する話です。事実上働かなくても良いシステムですが、実際には歩みで行くだけでその農業部分に仕事として関わる事が必須業務(短ければ数秒ぐらい?)となっているので、それを仕事の一部であるという認識で行けば、完全な失職率を限りなく0%に近づける事が出来るようになります。
また、この自動機械農業は最初完全に自動で動かす為だけにその場に行く必要がある物ですが、ある程度回数をこなすと、改良を加えていく事が出来るようになり、そこから本格的なお手軽農業の仕事に参入していく事が出来るようになります。
これは子供から大人に加えて高齢者や体の不自由な障害者まで幅広く簡単に行なっていける仕事なので、まさに誰もが行なえる仕事であると同時に、頑張ればお金をより多く手に入れていく事が出来る資本主義のような部分そのものの仕組みにも該当する部分にもなります。もちろん最低限の部分などに関してや煩わしい部分などは機械が自動判別や作業で賄ってくれますし、より頑張っていければ、衣食住最低保障の中でのランクアップや現金による給料入手に加えて、より多くの面積の農業にも携われて、最終的には本格農業の為の足掛かりにも活用していく事が出来る内容の為、これにおける経済の発展に繋げていける要素は限りなく高いと言えることでしょう。
ついでに言えば農業の勉強にも用いる事が出来るので、それ用の練習兼システムの維持にも用いる事が出来ます。そして発展と増加によって、自給率の大幅な上昇効果による食糧の輸入に頼るマイナス効果削減にも繋げられるのです。食料輸出の可能性も広げられる。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
独裁的民主主義~終了~経済の大いなる変動