旧465回 天然物は養殖物よりも本当に良いのか? 資源の確保には養殖が大事
今回は政府が新たに発表したサンマの通年漁獲を認める事に対する問題点と天然物と養殖物に対する価値観について詳しく語って行きます。 そんなに天然物の方に高いステータスがあるのか?という事に関してね。
本題は主に魚の天然物と養殖物の違いについてで、本当に天然物の方が良いのか?という内容に関してだが、先に政府が出した愚行政策のサンマの通年漁獲を認める方針についての批判から行なわせてもらうが、旬であっても漁獲量が伸び悩んで気候の変化で日本近海に寄り付かなくなり海外の船の影響で取れなくなったから、日本も海外の様に遠くに出て多く取れるようにする為に通年漁獲を出来るようにするという政策だが、これは海外と仲良くやれば確実に資源の乱獲に繋がるのではないだろうか?
そして数年ぐらいで普通に数が大きく減少して資源の確保の為に守ろうという動きで今よりもさらに取れなくなる事が目に見えているのではなかろうか?
たった数年の目先の利益の為にそれ以降の多大な不幸を選ぶというのは愚行政策の何物でもないと私は見るのですがね。というか全体的に地球全体で総人口数が大きく増加している状況では、相対的に爆発的に数が増えるわけでもない自然由来の動植物たちの数は減少させられていく状況下にあって、単純に数が足りないからと乱獲にひた走れば、その後の絶望しか未来は待ち受けていないという事が理解できないのでしょうかね?
中国や北朝鮮などは利益の為に根こそぎ取ろうとしていますが、そうやって資源の総数を大きく減らして行けば、後に困るのは自分たちであり、絶滅に追い込めばおいしい思いをする事が出来なくなって困るのは自分たちだというのに、それを気付かないバカ共は多く、日本も状況的には似たような事が多いと言える。
現状地球の総人口と天然資源の数体的割合はバランスが悪くなってきている状況で、数が足りないからとか手軽に儲けられるとかで乱獲しまくれば、後に困ることになるのは分り切っているのに、バカで進むのは政治を司る輩が独裁者でバカだからなのだろうかね。
本題の違いに関する話ですけども、実際天然物と養殖物で違いをはっきり分けているのは現状魚ぐらいですよね? 一部キノコや筍とかは分かれていたりしますけど、主だったものは魚ですよね?
天然物が高くて質が良く、養殖物はそれなりにという価値観の人が多くいるでしょうけど、単純に天然物と養殖物という言葉の定義で言えば、お肉に関して牛や豚に鶏などの物は天然物というのは一切なく、食べられている物の全部が養殖物として分類されていることに気付けている方はいますか?
魚は分けられているけども、お肉に関しては基本的な物として全部養殖物であり、高級品等に関しても定義上では全部養殖の物しかありません。
例外としては、一部の熊や猪や鹿などに関しては害獣駆除からの食肉にする事はあっても、普通の状況でお店に並ぶことはなく、それを目的にして乱獲したりしないのは法律で規制が敷かれていて危険性や哺乳類の定義で見られている事もあるからという事なのでしょうが、哺乳類の定義で言ったら他の動物もダメだろという事になり、問題になるので私的には放置します。
こちらの方は天然養殖の区別付かずにやっていますけども、肉に関してその違いが示されないのは動物種の違いから来るものなのでしょうかね?
逆に魚は一括りにされているのに。というか害獣のお肉も普通に食べるようにしたければ、養殖にして増やして安定供給にしていくという流れは固定されているのに、魚にこの概念を当てはめないのはいかがな状況なのでしょうかね?
資源的な意味も含めて考えれば、天然物よりも養殖物に重点を置いて、養殖の中でグレードを変えて育てて行くという形式に魚も当てはめて、それを普通にさせるという方法で、食用を安定供給できるという方向性に国単位で変えて行く必要があるのではないでしょうかね?
要は言いたい事は、漁師たちに全員転職にて養殖業に変更して行ってもらうという形にした方が、経済的にも食の安定供給としても市場価格の安定化の面でも良いのではないかと思われるという事ですね。
天然物に思い焦がれて取って行くのではなく、魚の養殖の体系に関しても食肉の養殖体系と同じ形にしていくという方向性で全体を変えていく形にしたらよいのではないか?という話である。
現実状況としても、安さを目指す養殖物や高い品質を目指す養殖物の育成研究も盛んになってきているわけであるし、無理に天然物を他国と狙い合って資源の枯渇で共倒れになるよりは、自国の需要と消費のバランスを考えた上で安定供給が出来る養殖環境を食用魚で全種類完全養殖化できる流れにして、安さを目指すのかそれとも高品質を目指すのか選択して複数の養殖業体系が出来る形にすればよい。
天然物という響きに騙されずに牛肉等は既に養殖物が高級品扱いになっているのだから、魚もそれを狙って天然資源は放置して行く方向性にした方が、国の食料自給率の確保にも職業の安定性と後継の確実性にも繋げていく事ができ、職業に対する不安を取り除いていく事も出来るようになるし、他国との漁獲争いにも巻き込まれたりする事無く強さを高めていく事が可能となる。
つまり魚を天然物で争うという形は原始的でバカのやる事という事かな?
探し求めたりする燃料代や時間の事とか含めたら、養殖物に時間とお金をかけて確実にしていく方が良いと見える。
資源的にも安定させられるので、人口の数が増減しても対応させやすいし、職業として給料性の割合も良くさせられる。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
天然物~終了~養殖物
普通に出回るご飯(米)とか小麦のパンとか野菜にフルーツなんかも全部定義で見れば養殖区分に該当しますよね? つまり人間が食べている物のほとんどは養殖物であり、その中でも品質によってランク分けされて満足できていたりするわけなので、魚に対してのみ天然物で争うというのは、バカな気がしますね。
おいしさの基準で見ても、天然由来の物よりも養殖型の品種改良された物の方が遥かに良いとされて出回っているし、そこまで魚だけに天然物を追い求めるというのはおかしいのではないでしょうかね?
国を挙げて魚の完全養殖体制を次々と作り上げていくべきなのでは? 幸い島国で海の面積は多いのですから、場所の確保はしやすいでしょうに。
そして安定供給まで行けたら、今度は海外への輸出用の養殖ビジネスにまで広げて行ければ、天然物で乱高下している所には、普通に勝てる生産能力で行けるのではないでしょうかね?
そして、海上都市機構も作り上げて行ければ、さらに発展性は高めて行ける。
現状造船技術で軍艦とかも作れるレベルならば、普通にそこからの派生で海上都市は作成可能ですからね。
あとはそれを実行するかどうかというだけの状況ですし。
私なら日本の大経済推しビジネスとして主力の1つに挙げますけどね。 食料自給率の確保にも繋げられますしね。 END