16回 資本主義と社会主義 私の持論 世界が陥る闇の原因

 さて今回は、私の持論中心に資本主義社会主義の特徴や現在世界で経済不況&騒動勃発の原因となっている所までの話をしていきます。 ま、基本的な所で言えば、庶民を食い物にする資本主義が世界で蔓延していて、その影響で世界が混沌としていると言う事ですね。本来社会主義国であったはずの中国やロシア含めて。

 中国やロシアなどは、昔は社会主義国だったかもしれませんが、現在は、ほぼ資本主義国と同等の状況であり、社会主義の形は捨てている感じですよね? それも資本主義の誘惑に企業が抗いきれずに。 とは言え、ここで話に挙げる資本主義という物は、金持ちをさらに裕福にさせる為の「金持ちの資本主義」とも、民衆から搾取する事を基本とするような「搾取の資本主義」とも言える物であり、本来皆が資本主義として考える物とは完全に別の物である事は、最初に知っておいてもらいたい。

 そして社会主義は、基本的に平等な権利とお金などの資産状況も公平に分配されて、貧富の格差が生じにくい事を目指すという建前ではあるけども、完全な社会主義国は実際には、ほとんどないと言える。 原因は人の欲と、誰かが稼いだお金で他が勝手に裕福になれてしまう仕組みにあり、それは堕落を生みやすく、経済に悪影響を作りやすく、主に稼いでいる側の不満も溜まりやすいと言う事だ。 よほどお人よしや皆仲良くの平和主義者精神でも持ち合わせていない限りは。

 故に社会主義と言いつつも結局は、資本主義を取り入れる中で、資本主義のお金は自分の物としたい欲望の中で、徐々に現在の資本主義に社会全体が飲まれていく事になるというのが正しい。 そして作り出される社会主義には、本来存在してはいけない貧富の格差と貧困が作り出されて、形が崩れていく事になる。 現在の中国が良い例としてね?

 それで世界は基本的に人が持つ欲望の形から、自分が稼いだお金は自分の物であるべきという考えと、そのお金をさらに増やす事ができて、幸せややりたい事を増やせるようにと、現在の資本主義の形を構築していったのだが、この資本主義は、先にも言った通りお金持ち優先の形であり、大多数の庶民から搾取する形を基本とする為に、本当に資本主義としての恩恵が得られるのは、全体の1~2%程度で、それ以外は大きく階層分けされた、ある意味カースト制度の形で持って、社会を蝕み、貧困を作り出して、世界全体の経済も蝕む猛毒となっているのです。

 現在の資本主義を少しでも導入している国は、この猛毒を解毒できないまま社会を維持しようとして、社会が狂ったり、崩壊していく形で、悪い影響を拡大させていき、庶民の苦しみと不満は溜まる一方となる。 金持ちたちが搾取の形を基本とし、カースト制度に似た方向で、資本主義を形作っているために起きる社会不安や混乱が今の形です。

 ま、それとは別に、単純な食糧生産体制や安全の形に、自然災害からの防災の在り方が悪くて起きている面も多々ありますがね? 資本主義は利潤追求型であり、お金持ちがさらに富めるように無駄を排除していくのですが、その無駄というのが、単純利益に繋がらない大多数の99%以下の庶民の食の安全や防災の形となっていて、今の資本主義では基本無視される要素と言う事ですよね?

 それで国が荒れたりして、極端な思想家や政治政党が誕生していくのですが、問題の本質である資本主義をどうにかできない限りは、何をやっても自転車操業の状況にしかならず、一時的に改善したように見えても、実際は他を犠牲にして、すぐにボロが出て、より悪化していくという連鎖が繰り広げられるだけです。 そんな馬鹿な事をするのが、大体極右連中。

 そしてそんな極右の連中程、今の「搾取の資本主義」最高という形であり、現在のアメリカトランプ政権がまさにそれですよね? 他ロシアや中国等々。 結局国を牛耳る政治が、どこかの経済団体や企業と仲良くしすぎると、「搾取の資本主義」維持を掲げながら問題は別にあると言って、差別などで排除に掛かるけども、本質問題の資本主義が残っている状況では、絶対に解決する事は無く、「本当の敵」が別の敵を作り続けて戦乱に塗れるだけと言う事です。

 本当の敵というのは、何の事かはすぐに分かりますよね? 今の政治政権にくっついて利益を増やしている企業や団体共の事であり、現在のアメリカで言えば、イーロン・マスクなどの事を指しますね? アメリカ経済が悪い原因は、本当は移民ではなく、あいつらが庶民からお金を巻き上げて適切な分配で消費しないからです。 だから、移民を排除しまくっても、庶民からお金を搾取する資本主義の流れが解決しない限り、問題は残る事が理解できますよね?

 そういうのが、世界の基本で起きている流れで、搾取されていく内に貧困は拡大して、金持ち共にさらにお金が集まるという形で、世界経済は全体的に縮小傾向に陥らされていく。 ただし、人の命はまだ無限ではないので、金持ちが死ぬと一旦分配が進むが、他の金持ちが、それを集め出すと、また同じ流れが起きるといった循環型になっている。

 これに異を唱えて、適切な社会主義と資本主義を合わせた形にするべきというのが、旧ブログから続く私の持論であり、最近形作られた言葉が、「社会主義の土台に、資本主義の家を建てる」というフレーズで、両方の良い所を合わせながらもうまく組み合わさる形にした内容となる。

 基本的には、貧困撲滅と基本的生活保障面は社会主義主体で、基本生活に関わる部分の大半はこちら側で管理していく形になるが、それ以外の部分は資本主義ベースで、本当に誰もが稼いだお金を自由に使えるようにする事が、資本主義の在り方として正しいと言える物である。基本生活にお金を使わせるような事があっては、それは正しい資本主義とはとても言えない。

 結局、この資本主義と社会主義は表裏一体の関係でもあり、どちらかをないがしろにしてはいけない形であり、本当の全体的な経済を考えるならば、99%以上が、お金持ちを目指そうと思えば、目指せる形が最高の形であり、それの実現の為には、片方だけでは絶対に実現できず、双方正しく組み合わせなければ、何の意味も無いと言う事である。

 社会主義に関わる部分では、私が名称化させている物は、「衣食住最低保障」であり、文字通り「衣・食・住」の3つとも全てを最低限分生活保障する形で、お金の流れから一切除外して仕組みを作り上げる。 つまり、どれだけこの恩恵を受けた所で、お金が貯まる事は一切なく、代わりのポイント制度によるある程度の制限付き購入は可能だが、一般的流通のお金に変わる事は絶対にない形で、区別化をはっきりとさせて、お金が欲しければ、普通に働きに行けという形となる。

 従来の社会主義で間違っていたのは、何もしなくてもお金が得られてしまっていた点である。 だからこそ、この社会主義の中では、お金は一切貯まらず、ついでに欲しい物も自由に購入できないという制限が付いた中で、基本的生活の最低限は保障される条件下でならば、正しく効果が発揮される事になる。 働いてお金を得ないと行動が増やせないのだから。 私の中では、安酒以外は禁止のたばこは全部禁止で、ギャンブル類は宝くじ含めて全面禁止の制限付けますかね?(稼げない遊びだけのギャンブル類は可能)

 資本主義部分では、最低時給制度の撤廃及び基本的労働時間制限の撤廃ですかね? ただし、過労死過労自殺に、仕事が原因で病気にならせた場合は、殺人罪同等で執行猶予や釈明など存在せず、刑務所にぶち込む仕組み付けで。 そこは社長や幹部共の責任。

 この形でも、基本的には、生きる為に必ず働く必要がないだけに、労働人材獲得には、仕事状況に応じた給料体系と働く時間が必要になり、労働者側は、今まで以上に自由に決める事ができる形で、本当に労働者側重視の方向性になります。 安いだけの労働者は基本いなくなりますからね? 趣味や好きな事に修業などを除く形で。 その人を騙そうとした所で、すぐに逃げられやすくなっていて、病気含めてしまえば、刑務所直行コースとなれば、馬鹿な真似できる経営者も減るでしょう?

 この形でならば、本当に貧困の無い形の社会主義が作り上げられて、お金を得たい人中心に、正しい雇用形態の形で、資本主義が形作られていく事になります。 足りない人材は、AIやロボットに任せればよいし、社会主義保障の中に、ある程度お金を稼ぎながら勉強もできる仕組みを作れば、誰もが働きたいと思った時に、働ける環境も作り上げられます。 資本主義に準じる仕事でなければ、社会主義方向から人が働く為の環境は、いくらでも作り出せますからね?

 細かい所はかなり省いて、大体の概要説明で、こんな感じですね。ま、話そうと思えば、まだ相当内容がありますけども、基本的な所はこんな所ですね。

それでは、ここまで見て頂きまして誠にありがとうございます ~終了~

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