旧222回 海上救助都市&海上管制灯台
今回は海上救助都市の解説に入っていく。ついでに少し今回の米イージス艦とコンテナ船との衝突が起きないようにするためには?という意味での海上管制灯台についても紹介していく。
さて海上救助都市というのは、主に海での事故やトラブルの際にすぐに駆けつけたり大型の救助機器が使えたり救助物資が多く所持できたりすることが出来、大事故でも多くの命を助けられる海上都市となる。基本救助として使われるのだが、それだけだと維持費がかかるし事故の少ない日などは若干邪魔な存在になってしまう可能性がある。
なので、海上救助都市は非常時には救助優先だが、平常時は海上デパートとして主に海上でも生産が可能な食料品や物資などを販売する都市として機能させる。 基本的な機能としては、家畜の育成や自然栽培・畑栽培等や魚の養殖などが食料品分野では行えるだろう。+加工食品等に大掛かりの装置で海の水から飲料水と塩の獲得など。
物資面では衣料品から日用生活品まで作成することは可能。適時本島等からの物資輸入かそれ系の素材の確保が海上都市内で確保する必要がある。 電力に関しては太陽光・風力・水力を主として活用。
そして1番重要な点として、この海上都市は必要な要素に合わせて得意分野での地区を集合させる形で1つの海上都市となるように建築する。要は地区ごとに分離しても海上都市としての最低限の機能を有させて、それらを合体させて1つの海上救助都市として成り立たせる。そしてその上で各分野での特化した都市を建築して活用させるという事だ。
食品なら家畜特化型とか畑特化型とか魚の養殖特化型など。建物構造上特化型が難しいなら下側に魚特化で上は他のタイプ(加工工場など含め)とかも有り。
そして救助でも高速救助用の救助都市から大規模な船などでも引き上げなどが可能や大人数収容可能な速度は遅くても大規模救助が可能な救助都市など。さらには、病院機能特化型など。
ちなみに海上救助都市として機能力を上げる為には、最低でも2つ以上の高速救助用の海上都市と大規模救助用の救助都市が必要。領海内に一定間隔でこのような海上救助都市を配置するのであれば別。
海上都市とはいえ規模が大きくなると動きが鈍くなるものだから。 ちなみに都市をそのまま移動させる意味はあまり無いと考える者も少なからずいるだろうが、船自体を回収したり何かしらの人命が関わる事故などでは病院等も必要になるので、命をより多く早く助けるという意味では、海上都市のバリエーションを増やして様々な状況に対応できるようにして、救命行為をより確実に出来る様にするために、海上都市自体も現地に移動させる必要がある。ちなみに、全ての海上都市は例え特化型だとしても、他の最低限の機能は保持できるように設計する。1つの海上都市としても機能できるだけの機能は有している必要がある。
それで救助例としては、まず事故等が起きて速攻で動かすのは救助艇などの船だ。この船等も塊の海上都市の1つに特化型で配置できれば他との連携等がスムーズに機能できる。
またさらに高速性を高めようとすれば、前回も紹介した海上バイクや車などを救助用として設計して使用すればより早く現場までたどり着けることが出来る様になるだろう。こちらのタイプであれば、即座に海中捜索なども開始できる。また、救助ポイントの特定などで、自動航行で目的地にすぐに直行させるという使い方も可能。
さらに中型ドローンを救助用の完全自立行動型で配備出来れば、さらに救助の効率性を高められる。持ち手付ロープを垂らせて、複数人を持ち上げられる中型飛行ドローンや投網などの感覚でおぼれそうになっている人々を網で救助可能な飛行ドローンなど。
多少の倫理観を排除できれば、救助の質は高められる。精神的に複雑感を与えるだけだし。魚扱い? というかこれを複数用意できれば、救助艇の数を少なくできる。後ろから後追いで海上都市が来ることになるし。病院等の機能持ちで。
つまり救助用中型ドローンを高速設計の海上車やトラックタイプに載せて現場で救助開始させて、遅れてくる救助艇や海上都市に降ろしていくというようにすれば、かなりの救助能力を今よりも高められるだろう。そして高速タイプの救助都市は急病の人や重病の人がいる場合の救助用(少人数でもいいから救急救命病院機能があるとさらに良い。)に、大規模タイプは大型の船の人々の救助や船の運搬から必要に応じて沈没を防ぐ機能を持たせる大規模事故救助用として、さらに病院型はそれらの一時救助が終わった後にまとめて健康管理や大規模な入院などが行えるように用意。とは言え、海上都市の救助用病院型は、他に移しても平気な状況に移れば本島等の病院に移動させて空きを作っていくという形で運用する。つまり救助用の大型病院という扱いだな。
そして海上管制灯台は、管制としての周辺海域に存在する船などの位置をレーダーなどで常に捜索して事故の発生などを防ぐ役割を持たせる。空港の管制塔と同じような役割を持たせる。事故が起こりそうな時や不審な状況の際には音声が届けられるようにする。 また灯台部分も普通に機能させて、灯台としての明かりの役割と、一時休憩場所として利用させられる役割とする。
ちなみに救助や管制機能を高める為に、私が紹介する全ての海上都市や海上バイクなどには識別用の信号を発することが出来る様にする。また非常時の際などには、それ用の非常信号の発信が行えるようにする事とビーコンなどの救助時の捜索を早める機能を持たせる。 そして基本的に日本で航行する船に対しても同じような機能を持たせる事を要求して、事故の防止状況を強めるようにする。
さらに海上管制灯台には管制灯台として海の事故を減らす目的のほかに、密漁船や違法船の発見を容易にさせたり、海中の不審艦などの捜索なども可能にできる。
なので、海上管制灯台(海上都市の一種)の近くに一時休憩所としての大きな港用の海上都市や警備艇や救助艇などを大量に有せる海上都市を一緒に配置できるとなお機能が高められる。 まあ本来船での往来が多い状況であれば、海上管制灯台の建設の話がすでに考えられていてもおかしくは無いはずなのだが、ほとんど見られないな。だから事故が起こりやすいというようなケースや、事故が起きた際に大量の人が亡くなりやすいという事があるのだろう。(現在の大型救助艇などでは初期救助が遅いと感じるし)
それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
海上救助都市~終了~海上管制灯台