旧41回 新建築案Ⅱ 現代版忍者屋敷(からくり屋敷) 集客・防犯

今回は建築シリーズの第2弾をお届けいたします。 城の次は忍者でしょ。忍者というのも日本の文化としてとても有名かつ、忍者という事は様々な敵を寄せ付けないような対策を住処にもしていたと思われるから、現代では防犯対策にも使える気がしたのでこのアイデアを出してみました。

 つまり忍者という事で客を集めて、様々な仕掛けで防犯率も挙げられる住居になる可能性があるという事です。泥棒が嫌がるのは家で時間を多く使われる事です。だから入るのにも時間がかかり入った後も時間がかかるようにすれば、嫌がる事この上なしというわけです。もちろん住んでいる人が仕掛けを忘れたら似たような目に合うわけですが。

今回は前回のお城とは違い、外装は普通の物で構いません。(逆にこれぞ忍者屋敷っぽい物だと、忍者なのに目立つことになって矛盾が生じますから。 伊賀や甲賀等の忍者の里のような場所や、森の中等の場所であればそういう雰囲気で作っても良いのですが。) 要は内装を忍者屋敷にすれば大丈夫という事です。

私が考える物で必要そうな仕掛けの一例は、玄関開けて中に入る1歩目が落とし穴とか。もしくは日によって逆に2歩目が落とし穴とか。忍者系では割と普通な足払いの類ですね。 普通に入ると大体引っかかる系の仕掛けだと思います。

 窓の加工として、ガラス面の外側と内側の両方に上下左右に見えない程度のレーザーを張り巡らして、内外どちらのレーザーにも2秒以上物体がふれている時に、窓自体を完全固定で動かなくさせる。つまり窓を割って入ろうとしたり、穴を開けて鍵を開けようとしたら鍵関係なく完全に動かせなくなるという仕掛け。

 家の前の門辺りに狛犬やキツネ等の守り番的な像を2体設置して、それぞれ左右の手の指を像の口の中に入れて指紋認証をしてから横を抜けないと、サイレンが鳴り響く。右の像だから右手とかは関係なく、左手でも良い。要は設定の時にどちらの指で設定をする。モチーフは真実の口(動物等だと余計怖いが)

 廊下の板目を決った順番で踏んでいかないと落とし穴に落とされる。(これも割合普通にある)

 扉の開閉を板目やレンガ等の均一スタイルの柄にして、決まった順番で押さないと扉の鍵が開かない。(これもよくある仕掛け 普通に見られるのは遺跡とか?)

 壁に張り付いたり押したりすると壁が回ったり上や下側に開いたりして別の場所に移動できる。(たまにこれが落とし穴だったりもよくある光景だが)

 あとは重さの感知機能とかがあるかな。その他様々。

こういういろんな仕掛けが満載の家やマンションやホテル等に活用することが出来れば、面白さ的にはいい感じになるのではないのかと思う。それにこういう仕掛けを毎日変化させる工夫みたいなものがあれば毎日スリルがあるし、防犯能力もある。それにこういう事のある家とかだと、危機管理能力や注意能力も向上させることが可能ではないのかとも考える。 つまり毎日変化がある家というのも作ってみると面白いのではないかと考える。

今の現代の居住空間に変化のあるアスレチックみたいな場所とかダンジョン的な場所を作ってみるという感じかな。別にそこに至るための道に設置するのも有りだろうけども。

今回のいきさつは、次のこのシリーズの第3弾がメインとなっているのだが、お城と始まったら次は忍者屋敷を入れなければ先には進むことができない。という私のポリシーのようなものがあり、今回は軽く入れてみたという感じだ。別に今回を軽い気持ちで作っているわけではなくて、今回はタイトルを見ただけで私が何を言いたいのかが分かるものになっているから、あまり説明不要と思っての内容でもある。

今回はある意味公開することを目的とした通過点に近い感覚のお話だったのですが、どうでしたでしょうか?実際にからくり屋敷や忍者屋敷のような構図だと、痴呆症の人達のお世話をするにあたっては良い感じの住まいにする事も出来る可能性も秘めています。 だって仕掛けが良く変わるのであれば、それを認識できなければ仕掛けに引っかかって家から出にくくさせる事なども可能になるという事です。 案外このようなアイデアは介護や育児の現場にこそ向いている仕組みかもしれませんね。外に出る事への危険を家の中で防止するという目的で仕掛けを構築していけば。

 それでは今回も長く話を聞いていただきまして誠にありがとうございます。

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