旧398回 人工逆風台風浮遊都市

今回は大規模戦略兵器の異名も持ちうる人工逆風台風浮遊都市の話です。 これこそが台風対策の究極兵器になりうる人工で台風を作り上げる浮遊都市です。

ただ、その性質上台風と同等以上の人為的自然攻撃能力も併せ持つことになる為に大規模戦略兵器の異名も持ち合わせる事になります。とは言え、戦争面では島国以外ではあまり使えない大規模戦略兵器ですけど。

理由? 少なくとも自国の近くで発動させる事になるから、自爆の影響値が凄まじい事になる事が言えますからね。敵国に持って行って使えれば別でしょうが、そんな超大型物体を無事に持って行こうと思えば、普通に空中要塞型で持って行った方が良いでしょうし。ついでに言えば基本台風性能だと、真上からの攻撃やビーム直接系にはあまり効果ないですからね。

前回の人工降雨浮遊都市と同じく人が住む事を基本としておらず、もっぱら無人機達によって都市管理がされていく体制での運用形態になります。

 そして活用方法はほぼ名前が体現していますけど、巨大な浮遊都市にて人工で作り出す普通の台風とは逆方向の逆巻台風にて、普通の台風にぶつけて消滅させる事を主とした運用形態になります。

 自然の方でも発生する事が稀なケースで起きたりしますが、向きの違う台風同士がぶつかると威力を殺し合って弱い方が消滅して残った方の勢力が削られるか、どちらも消滅して無くなるという事象が発生する事からのアイデアで、日本等に向かってくる台風の逆風状態で人工台風を作り出して、それにぶつけて消滅させようという台風対策の形です。まぁ究極系の形ですよね。

ただ問題点としては使用位置の関係性ですね。上の方でも話しましたけど、島国である場合は陸地に近い場所で発動させたら、普通に陸地の方にも基本的な台風としての影響がもろに出て意味合いが薄くなりますし、それを発動させる為に周辺海域等での船等を予め退避させておいて、進行方向上にも退避させておかないと普通に台風としての影響を受ける事になるので、台風対策としては意味が無くなる点です。

だから先にも言った、向かってくる台風が近すぎた場合は使えないという意味合いはこれです。向かってくる台風と対抗策の人工台風で2倍の被害になる事も予想されるので、完全使えない状況となりますね。

 なので、基本的に向かってくる台風の影響範囲外の状況から消滅させる為に向かわせるという方法でしか用いれません。 使えるのか使えないのか微妙な所ですが、台風を消滅させる事が出来る対策としてはこの方法が最も簡単な方法である事は言えます。

実際にその浮遊都市を完成させる為に必要な物は、風力エンジンの完成機構が必須条件ですね。これによって同一軸による風力の強化が何倍にもなるので、竜巻や台風にも負けないほどの回転風力による勢力を高める事が可能となります。

そして基本の形として、巨大な浮遊都市を人工台風の軸として用い、その軸を中心に巨大な風力エンジン機構を作り上げます。要は台風にも匹敵しうるほどの超巨大な風力エンジンを浮遊都市の中心軸において作り上げるという話です。

羽は1対では人工台風としての威力にはならないでしょうから、基本的風力エンジン機構としての複数の羽を同一軸に作り上げる形での巨大風力を作り上げる形にして人工台風を作り上げます。

 そして風力だけでも台風対策にはなるのですが、より能力を強化させる目的として、人工降雨浮遊都市の機能で雨雲等も帯同させる形にして、さらに生み出す人工台風の風に冷たい冷気を備えさせられるようにすると、雨雲同士のぶつかりによるその場所での降水確率の上昇と、冷気付与の人工台風による相手勢力の減退効果と雨雲の降水確率上昇効果によってより効果的に相手台風の勢力を弱める事が出来るようになるでしょう。

 そして相手を消滅させた後は、人工逆風台風浮遊都市の台風機能を停止させて普通の浮遊都市として帰還させればよいという話になります。

 ただこれを作り上げた後の場所の確保と基本的な台風シーズン以外の活用法を考えなければ、基本的に凄くデカくて邪魔な物に成り果てそうですけど。(笑) 

これは台風対策の究極の形の1つであるという事ですね。向かってくるすべての台風を自力で消滅させて防いで行く形のね。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 人工逆風台風浮遊都市~終了~災害に立ち向かう力

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