20回　安全重視の船の構造について

　さて今回は、旧ブログからのリメイク系で、年明けから程近くで出した話の本格版ですね。　その時話題にしたのが、漁船が豊漁で転覆した悲しい？事故の形から、なんで船の構造は逆三角形を基本として、元からバランスが悪い形を維持したままなのか？という疑問点の話でした。

　これに対する簡単な解は、小回りを利かせやすい事や割かし浅瀬などの場所にも進めやすいなどの利便性重視に、安全性度外視して作られたのが元なのだろうと推測するのですが、現在の形においては、移動交通用などの安全性を重視する運用も多く取られていて、漁船とか大量の荷物を搭載させる系の船に関しては、殊更利便性より安全性を重視させるべきはずなのに、なぜ現代に至っても利便性だけの形の船しか存在しないのか？という所で、私が提案するのは、安全性重視の船の構造についての話です。

　これの元ネタになってくるのは、ドラクエなどの大型船舶で、船が横並びに2つくっついた形の船などが登場していたかと思いますが、少なくともゲームなどで「こんな感じ？」の物が出ているのに、リアルでも出来そうな船の形を完全無視というのは、本気で安全性無視を交通用の船でも導入していたというのは、恐ろしい話にもなってくる所ですよね？

　ま、単純大型船という所で、小回りは通常の逆三角船よりも低く、連結部分なども必要だから、実際に作るとなると難しいのかもしれませんが、別にあの形そのまま作る必要性は皆無で、普通に別途連結ユニット系で、2つ以上の船を繋げる形で、安定性を取る形の物にする事も出来たはずであり、連結ユニットを可動式にして、横並びの並列型から縦並びの直列型に切り替える事も出来る作りにすると、必要な時の小回りもある程度確保しつつ普段は安全性重視の形で、移動する形での運用も出来るはずですけどね？

　さらに、より安全性を求めて、3つの三角形の形で、進める形の組み合わせで、安全性をより高める形にもできるでしょうね？　そして各自の重さと波の状況に合わせて、連結ユニットの縦位置調整をする形から、波の揺れを軽減させる形や船が転覆しないように、重心移動をする形の防止策も作れるはずですがね？

　これとは別に、逆三角形一体型の船だけではなく、船本体とは別にヘリのような2本の足を付ける形で、水面などに浮く形式の方向性も作れるはずであり、こちらもより安全性と揺れの軽減効果を求めるならば、船の大きさにもよるけど、三角形と四角形で、多数の船を浮かせる為の足を用意していく形で、作る事も出来ます。

　これを、先ほどと同じように、波に対して本体の船への重心が崩れないように動かす形で、揺れの軽減効果と常時発動の転覆などの防止効果を併せ持つ形が作れると思います。　これによって生まれるのは、船であれば船酔いに関わる部分は、「仕方ない」という固定概念が壊れます。　そりゃ一体型の船では、回避のしようが無いに等しいですからね？　船独自に二重構造でも作れば別ですが。

　さらに揺れが無い形を目指す安全志向では、船自体も二重三重構造で、オートバランス機構を作ればよい。　内部を一定の角度に保つ為に、その周りを外部の揺れに合わせて動かす形から、内部の揺れを無くさせる形の仕組み。　これは、ほとんど機械自動化限定の話ですがね？

　そして追加オプションで、さらに下側に潜水艇なども取り付けさせて、海面近くからの海中観光含めて行なえる仕組みもアリですけどね？　海上の船と組み合わせるならば、安全に海中観光も同時に行なえて、繋げたまま潜水艇などだけ下へ潜水も出来る形とか可能ですかね？　応用版では、漁船とかにも使えますが。

　安全性を重視する船が作れれば、船酔いの問題も大幅に減らす事ができ、より快適な船旅を作り出しながら、沈む事の少ない船の形が作り出せると思いますけどね？　利便性小回り重視の船と、安全性重視の船の2つがあっても良いと思いますが、そんなに安全性はどうでも良いという船乗りが多いのですかね？　客も載せながら安全性は二の次って、人権無視も甚だしいですね？

それでは、ここまで見て頂きまして誠にありがとうございます　～終了～