119回 自民党高市新総裁の行く末? 継続される失われた30年以降

 さて今回は、少し前に新たに決まった自民党総裁高市氏の現状の党役員や内閣含めた情報を元に、私が分析する政治の話ですね。 はっきり言えば、失われた30年を超えて、継続される形で、失敗のアベノミクスを元にして、大企業優遇中小企業冷遇の一部を助けて多くを切り捨てし、貧富の格差をさらに拡大させて、国民全体の不安をさらに拡大させるだけでしょうね。

 その状況を先行して表しているのが、株価の高騰と円安促進で、輸出系大企業には恩恵が強くあるけど、輸入含めた中小企業には、悪影響の部分が強く出ていて、さらに賃金の伸び以上に物価高が加速される傾向にある。 これにより実質賃金が上回る可能性は低くなり、国民全体の経済状況は今よりも悪くなる可能性が高いと言える。

 積極的財政出動は、過去もやってうまく行かなかった物だが、自民党お得意の癒着企業や大企業優先で進めてきた結果の影響であり、アベノミクスでもトリクルダウンを狙っていたが、失敗を噂される状況になっただけであり、貧富の格差が加速するだけで、全体的な国民の生活が豊かになる事は無かった。

 それに積極的財政出動は、円安を進ませやすい効果になっており、輸出系大企業には恩恵が強いが、中小企業などには恩恵が薄く、同じ事を繰り返すつもりなのか?という疑念が出てくる。 日本の現状では、自然災害被害も多く、防災も考えずに国内生産を増やす事は難しい状況で、輸入に頼らざるを得ない状況で財政出動をやれば、国民がより困窮するのは目に見えた事だと思う。結局いつもの傲慢自民党がそこにあるだけ。

 そして自民党は選挙の立役者として、キングメーカー麻生派閥の意向に沿う人事構成に染まりつつあり、派閥政治再復活の可能性が高まり、さらに旧安部派からも自民党内で使える人材だからと、国民世論の思いを無視してでも裏金議員を活用する流れで、政治と金問題は未解決のまま封印して、いずれ裏金脱税復活や政治資金パーティーなどの復活に統一教会との連携も復活させるやもしれませんね?

 安部政権と派閥政治で、ずっと行われてきた事ですし、派閥の復活と安倍政権を懐かしむ状況で再度行われるのなら、封印どころか、全部復活させて国民無視も、さらに強化させる可能性が高まりますよね? 変わる事を拒否して、昔の形を強める事に特化した自民党? 保守受けは良いでしょうが、それ以外からは見向きもされなくなるでしょうね?その保守も参政党に食われつつありますが…

 そして野党連携では、連立政権で与党過半数の強行採決も可能な傲慢政治も復活させる思惑で、旧安部政権のように行こうとしていますが、現状の野党勢力の思惑は微妙な所であり、現在連立の公明党もスタンスが高市自民党とは違い過ぎて、離脱も匂わせる状況になって、自民党政治の不安材料も強くなっていますね。

 公明党は前から言っている通り、本来立憲民主党に近い政治政党であり、中道保守の自民党であれば話し合いも可能でしたが、現状は保守に寄り過ぎる傾向がみられる所で、公明党が1番に嫌う政治と金問題に封印して、復活もありうる状況にさせられると、公明党が崩壊の危機に危ぶまれる所で、これ以上不正ありきで弱められたくはないという所から、連立の維持がより微妙になっていくでしょうね?

 いくら選挙において自民党と公明党の連携はお互いに有利になるとしても、公明党の政治信条や理念を捨ててまで行う意味はなく、むしろそれで支持母体に捨てられたら、公明党が瞬く間に滅びる結果になるだけで、保守に寄り過ぎ迎合して、裏金も認める方向で一緒になったと判断された瞬間、公明党は政治団体から消える事になるでしょうね? そこまでして、自民党と一緒になる意味は無いとね?

 そして公明党の懸念材料の中には、維新との連立の問題もあり、大阪では完全に敵判定で扱う状況で、維新と公明党が一緒になる連立は、かなり厳しく、どちらかが次の選挙で消える前提でしか付き合えないでしょうね? ま、維新としては、副首都及び大阪都構想が実現できれば、消えても良いという政治家が多くいますから、大阪ファースト型連立は可能とは言えるでしょうけどね?それ以外の国民裏切り方向ですがね?

 残りの連立の可能性は、高市新総裁がラブコールしている国民民主党ですが、政党自体は政策の方向性を同じ感じにしてくれているので、連立参加も期待値ありという所ですが、取り込まれたと世論に見られたら次は無い感じで、こちらも支持母体の問題として、今の自民党との連立には断固反対の立場で、次の選挙には消える事前提の連立をするのか?という状況に迫られている。

 残りの政党としては、政治信条などが大きく食い違う立憲民主党は、最大野党方向からの対抗軸を展開する意向で、自民党が国民無視で潰れてくれて、他も巻き添えになってくれるのなら、与党を再度目指す事も可能になってくるでしょうね? 今度は安定と国民寄りを再強化して欲しい所ですよね?

 そして参政党は、高市自民党とは方向性が同じ感じですが、元々が腐った自民党に対抗して作られた政党なので、ここで取り込まれたと見られるのは参政党が消えかねない懸念点であり、政策ごとの協議に重きを置いて、自分たちの成果を主張しながら、保守自民党をさらに崩して自分たちの強化を狙いたいでしょうね?

 現状で連立拡大の可能性は、かなり厳しい状況であり、次の選挙でどれかが消える前提ならば可能という辺りで、現実的なのは、石破政権と変わらず、政策ごとの協議体制が維持される可能性が高いでしょうね? そこでまた対立やら成果をどこが主張するのかでの戦いが待っていると。

 場合によっては、責任の擦り付け合いもあり得そうであり、傲慢政治がしたい自民党と、それぞれの思惑渦巻く野党との是々非々の政策協議が現状は可能性が高いでしょうね? 変わらず腐っている自民党と仲良くするのは、非常に国民に対してリスク危険性の強い行動ですし?

 今後自民党との関わり合いによって消える可能性がある政党は、公明党・日本維新・国民民主党の3党でしょうね?もちろん、自民党本体が変わらないで役に立たないが続けば、消える可能性も高いですけどね? そして、次の時代も残りそうなのが、立憲民主党のリベラル型中道保守と極右の参政党などでしょうね? 後は微妙左翼の日本共産党も、資本主義に染まらない形を打ち出せば、生き残れる可能性は高いでしょうね?

それでは、ここまで見て頂きまして誠にありがとうございます ~終了~

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