106回 国民型社会主義へ 資本主義の限界

 さて今回は、名称を新たにしただけの従来から私が言っている経済対策系のお話ですね。 資本主義だけで進み続けるのは、既に限界を迎えている事含めてね? 資本主義だけでは、大多数の庶民を切り捨てないといけない。それは世界全体が物語っている。

 資本主義の時代は限界を迎えている。正しくは、金持ちたちだけが有利の「搾取の資本主義」だからこそ起きている物でもあり、正しい資本主義の本来あるべき形に変えようとすれば、社会主義のベースは無くてはならない物となる。 本来皆が思う、懸命に働けば、誰もがお金持ちを目指せる資本主義にはね?

 社会主義はなぜダメと言われているのかと言えば、大半が独裁政権や王政などとセットで言われる事が多く、怠け者が出やすく、それで他の奴が食わせないといけない事に不満は高まり、経済は進まないという理由などで、中国やロシアなども資本主義へ切り替える流れが強いが、資本主義のダメな点で、経済がまた行き詰まる事にも直面している。

 社会主義でうまく行っていない国が多いのは、独裁や王政などと組み合わせた場合であり、ほとんど例を見た事は無いが、社会主義と民主主義を合わせたら、意外とうまく行くのでは?という所での「国民型社会主義」の形というわけです。

 ただし、ただ組み合わせただけでうまく行く道理はどこにもなく、問題点は洗い出して、きっちり片付けていく努力は必要となり、国民生活のベースに当たる最低限の保障は、お金以外の方法で賄う形から、決して、それだけでお金持ちになる事は出来ず、普通に働かない限り多くのお金が稼げない形にしていく必要があるでしょうね。

 人の行動心理としては、生活にゆとりというか安定が生まれたら、他の行動をしたいと考え、資金状況により行動範囲などを広げていくのですが、その為のお金は、基本的に労働や行動の対価でしか得られない物である場合、結局の所、行動範囲を広げる為に必ずお金を稼ぐ行動に移る事になる為、社会主義ベースでも、今の資本主義と比べて労働人材が大きく減る事にはならないわけです。

 むしろ、生きる為に必要な形は、国が保障してくれる状況ならば、稼いだお金は完全に自分のやりたい事に使えるという事で、消費マインドは高められて、お金の循環は今よりも早く回るでしょうね? 明日の生活費とか老後の心配が完全に必要なくて、社会主義ベースで守られる状況ならば、経済活動は、もっと活発化するでしょうね?

 資本主義のダメな点は、普段の生活費や老後の問題も、全部自身の稼いだお金による所が大きい所であり、それを補う為の年金とか制度作っていますが、結局資本主義の流れのままに作って運用しているからこそ、破綻が見えている状況にある。 それは老後の不安を生み、お金を貯蓄する方向に働き、お金の流れが鈍化して、経済循環が悪くなる所に巡っていく。

 最低限の安心が無く、普段の生活費の問題が強いと、それだけ経済消費行動には繋がりにくくなり、経済活動が鈍化する流れに繋がりやすく、全体的に悪くなる形で、金持ちたちだけが得をする状況になっていく。 今の資本主義は潤滑油もメンテナンスも無い機械であり、いつか動きを止める破滅の主義でしかない。

 動きを止める前に、貧困に落とされた人たちが増えすぎて、治安悪化により色々壊れる方が先でしょうね? もしくは、誰かを敵と扱って、排除の論理で少ないお金の奪い合いに発展していく。 今の極右政党たちのやっている事ですね。問題の本質無視して、解決計ろうとしたら、排除して奪っていく形しか選択肢がありませんから。それが極まると侵略戦争ですが。

 中国もロシアも資本主義に手を出して、経済全体が鈍化してきたから、どこかから資源を奪おうと行動しているわけですからね? トランプアメリカも同じ流れですよね? 全部資本主義に手を出した流れから、別の排除しても良い所からお金を奪わないとやってられない所まで追い詰められているという事です。

 現在の資本主義にバラ色の未来なんて物は無く、ただ破滅に向かって突き進むだけの壊れ主義ですよ。油も差さない、メンテナンスもしないじゃ、そりゃ壊れますよね?

 生活の安心という物が無ければ、消費行動マインドは高まらない物ですから、物価が上がり続けて賃金追いつかず、賃金上げまくったら中小潰れて、お金を稼げる人の数自体が減少となったら、そら破滅に向かって突き進むだけのおバカ行動でしかない。 どこにも安心が作られなくて、ただ生きるだけなのに苦しむ状況は、資本主義も国も機能していない事を意味する。

 本当の経済活性化に必要なのは、庶民の日々の生活の安定であり、それは老後生活も同じ。 それらを働く事の賃金だけで賄うのは、初めから無理がある内容で、資本主義の詐欺師に騙されているという事ですよね? それが現実になっているだけで。

 だから、経済の潤滑油である庶民の生活の安心を作り出す為に必要な物は、お金式ではない社会主義の生活保障が必要という所で、「衣食住最低保障」の仕組みを、相当前に私が作ったという所です。 民主主義で庶民最優先で紡ぎ出す社会主義の形が、「国民型社会主義」として、新たな経済の始まりになる形が良いと思うのですがね?

 国民の基本的な生きる為の生活が、国によって保障される事が第1条件で、それに反する政治家政党は不要である。 民あってこその国であり、民の生活の安心は、必ず経済の好循環に繋がっていきますからね。 社会主義の土台がしっかりある事で初めて、資本主義での稼ぎが国民全体に行き渡る事になるのです。

 この形であれば、どれだけ物価が高まっても、国民は国に不満を言う事は無く、経済消費マインドは止まることなく上がり続けていくでしょうね。 賃金も相応に挙がっていくでしょうし、そもそも、働かないと生きていけないわけでもないから、割に合わない賃金の仕事は誰からも敬遠される事になる。

 それで、どうしても人材もお金も不足しているけども、必要な仕事などは、無人化させていけば良いだけです。 人の仕事を奪うから敬遠ではなく、この場合、人は生きる以外で仕事を選べるのだからこそ、完全に人の需要の無い必要な仕事は完全無人化に舵を切っても、誰からも不満を言う事もないのですから。

 必要な需要があれば、そこにお金の糸目をつける事は無いでしょう? そうすれば、高額給料のお仕事として実現はするけども、それ以外は、無人化でも問題は無くなる。 割に合わない仕事で働けというのは、傲慢なわがままであり、国の制度で規制を掛ければ、非人道行為は出来なくなるし、発覚すれば、世界全体から叩かれて、傲慢な人ほど社会的に失墜するでしょうね?

 生活における最低限の保障があるのなら、物価高や仕事がないなどで不満を言う人はいなくなるでしょうね? 仕事の場合は、無いなら自分で作れというだけですから。 そこも、国が仕事における生活保障の範囲で対応すればよい。 寝るだけで稼げるお仕事も国から受けられる形で。(新薬治験)

それでは、ここまで見て頂きまして誠にありがとうございます ~終了~

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