旧851回 水中高速鉄道 大規模工事不要の海中の道
さて今回は、少し前から話に上げている水中高速鉄道の作成方法の話ですね。少し前の部分で、水中鉄道について話しましたが、基本的には似たような物であり、簡易的であれば、簡単に鉄道網は作り上げる事が可能です。
その上で、海中生物とぶつからないようにとか色々考えたら、もう少し設備は必要にはなりますけどね? それでも普通の鉄道よりかは、設備工事がかなり少なくて済みます。
水中鉄道と言っても、地上のような線路をいちいち設置して道を作るわけではありませんからね。
水中鉄道の形も前回よりも楽になっています。必要なのは、駅と中継点と潜水ドローンくらいが、設置で必要ですね。
この形から世界や日本の島々とも繋がりを深められる形で、地上災害時でも問題なく運航可能な海の道での水中高速鉄道で、中国が目指すシーレーンとは違い、こちらは海中の災害や戦争に強い安全航路としての道ですね。
これが世界規模で普及していくと、世界の潜水艦は仕事がやりにくくなっていきます。
それで前にも水中鉄道の作り方で、超電磁砲などを使った方法を話しましたが、今回は作りがより楽な形で、作成と設置が楽な形になっています。とはいえ、海中や海底に駅を作って、中継点なども作る必要がある点は変わらないので、初めのプロセス自体に変更はありません。
変わる部分としては、水中用の電車に特殊な設備を付けて、超電磁起動の必要性はなく、リニアモーターカーの仕組みの応用で、海の中でも使えるように変えた上で、線路の代わりに丈夫な鉄線など(頑丈頑強なロープ状であれば素材は問わない)を用いて、それを高速潜水ドローンに引っ張ってもらい、駅や中継点の間に鉄線を繋いでもらって、それを通してリニアモーターカーの反発磁力を通しながら超高速で海中を走らせる形ですね。
1度道を通したらそのままにしておいても良いし、状況に応じて1度収納して、再度道を繋ぎ直す形にさせる事もでき、修理修繕メンテナンスなども鉄線やドローン毎に行う形で、代えを作りながら通常運行には支障のない形を維持させる方向にもできます。
それで通す鉄線の本数は、1本でも運航自体はできますが安定性には欠けるので、3~4本あれば基本的な安定を保ちながら高速運行させられる形になると思います。その辺はコストと安定性を考えながらでしょうかね?
追い足しは、繋がっている物を元に水中高速鉄道と同じ原理で走らせれば、さっさと繋げる本数を増やす形にもできます。
鉄線を線路の代わりと置き換えて、水中内で鉄道を高速移動させる形の水中高速鉄道です。基本リニア技術を元に行いますが、それでも水中内という事で速度が出ない場合は、追加加速で超電磁砲に似た技術用いて、超加速させる形も検討できますし、繋げた鉄線に防御膜のような物を通して、内部を水中から真空に変えて、摩擦と水圧0でのリニアで、超高速を実現という形にも用いる事は可能です。
基本は、ある程度の海中水圧でも潜水可能な形を基本設計とし、基本的な潜水航行機能は装備させた上で、水中高速鉄道の形としつつも途中で事故などが起きた場合には、最寄りの駅などに向けて自力潜水航行ができる程度の航行能力があればよいでしょう。
海中内で事故が起こるといえば、クジラなど大型海洋生物との衝突や潜水艦などとの衝突くらいでしょうけどね? 鉄線もメンテナンスなどを欠かさなければ、基本的に頑丈で作られていれば、切れる事もほぼないでしょうけど、念には念を入れた形は水中内では必要という所です。
攻撃を受ける事があるとしても、基本的に潜水艦や潜水ドローン以外は基本ありえないので、対応はしやすい所ですが。(水圧がそれなりにあると、特殊訓練受けた人じゃないと潜っていられませんし、空気の泡とかの関係で、地上よりもバレやすいですから)
水中内で人という存在や海の中を移動できる人工物は、地上よりも隠れる事が難しいのです。その上で専用の警備体制加えると、余計に難しくなり安全性が増すという事にもね。
だから水中高速鉄道が通り始めると、潜水艦が仕事しにくくなるという事ですよ。
あと、中継点は方向などの切り替え用に使いながら、駅は休憩なども可能なポイントとして使って、世界の海の各地に建造させると、より水中高速鉄道が便利に安全になっていきます。その形から駅だけじゃなく、海底都市なども作っていくと、海の利用の形がさらに変わっていく事でしょうね。
人が地球で住む場所は、陸地の上だけでなく、海底にも住処を作れるし、海上にも作れるなら、砂漠や荒野の緑地化と合わせて、世界人口が今より10倍くらいになっても、まだ人が住める土地には困らないのではないでしょうかね? 海はそれだけ広大ですし、上から下まであります。さらに砂漠などもと考えれば、まだまだ人類の開拓場所は、大量に残されていると思いますけどね? それも自然の形を大量に残しながら。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
水中高速鉄道~終了~海中の道
ちなみにこの技術は、別に海の中を走る専用ではありません。地下にもこれは作れますし、水流系と合わせれば、地上でも作り上げる事は可能であり、メンテナンスしやすく、災害にも強い交通網としても機能させられます。
需要無いと思うけど、ケーブルカーなども高速化させられる話でもありますね。弊害として景色が楽しめませんので、需要が無いと思った次第です。 END