旧707回 ウクライナ戦争 まもなく首都陥落? そして血生臭い市街戦?
さて昨日に引き続きロシアからの侵略戦争のウクライナ戦争についての話となりますが、ロシア軍の速い動きで今日にもウクライナの首都が陥落する状況になってきていますが、完全支配になるのはまだ先でしょうね。
現状でロシア軍が武力制圧したとしても発生する出来事は、ウクライナを奪還するべく動く市民等から結成されるゲリラもしくはレジスタンス活動(ロシアから見ればテロ)となり、しばらくはその方向で紛争は継続されるでしょうからアメリカがアフガニスタンで平和維持活動をしていた時のように小競り合いやゲリラとの戦いで兵士が亡くなって行く状況が今度はロシアとウクライナの間で交わされ合う事となるでしょうから、まだしばらくは完全制圧の形ではなく紛争状況が展開されていき血生臭い市街戦が今後も継続発生しそうな状況となるでしょうね。
そこでロシアはどれだけ犠牲を出しながらも事実上の占領行動が行えるのかという所と、それを防ごうとして虐殺を繰り返せるのかという感じでしょうかね。
無抵抗の人達を銃で撃ち殺す映像が出ると、余計に非難が加速するでしょうし、欧州側も黙っている事が出来なくなる可能性も高くなってきますから、どこまでの行動にロシア軍がこれからするのかという所でしょうかね。
そしてウクライナの今後の状況としては、民主派NATO寄りの人達がどこまで正統国家の形で避難しつつの行動が出来るのかとロシアが占領後に独裁的な暫定政府等を配置する場合ウクライナの国の形をどうするのかでまた話が変わってくる所ですけど、取り敢えずの所で対立する欧米各国が取るべき選択肢は、ロシアが占領し暫定政府等を置いたとしてもそこで生み出される経済等にはすべて経済制裁の対象という形にして、奪った物に金銭的価値が生まれないようにさせるのが基本でしょうね。
それでさらなる経済逼迫状況でロシアも治安維持がしにくい状況を作って、ただでさえロシアも経済制裁を受ける中新たに奪う所の経済的価値が生まれずむしろ支援しないと安定化させられない状況では、ロシアにとってはデメリットしか発生しない状況が加速する事になりますからね。
その上で後方支援継続としてウクライナ人やレジスタンスの人達には物資や資金面の支援を行なう形として行けば、膠着状況にある占領後からの戦いでロシアは少しずつ反撃を受けていく形になるでしょうから、その上で占領政府もしくはロシアから作られる暫定政府がどこまで保てるのかという所でしょうかね?
そしてウクライナを事実上ロシアが占領して属国扱いの形で軍備を置く形になれば、必然的な状況でウクライナベラルーシの形でロシア軍勢力が存在する状況となり、完全にNATOと隣接する形で一触即発な状況が今後常時発生する中で、どちらかが動けば第3次世界大戦及び核戦争が開幕する可能性が生み出されていく事になるでしょうね。
ただ現状で見ると、ウクライナが攻め込まれる要因となったのは、ウクライナが核兵器を放棄したからロシアに攻め込まれる形となったという悪しき歴史が作られる事となり、核兵器が無いといつか核保有国に脅されながら侵略可能性があるのではないかという疑心暗鬼から核無き世界の実現がより遠のく結果と前例を作ったのがロシアという事になるでしょうかね。
核兵器を捨てたら核保有国に侵略されるというのは、核兵器を持たないと国家として存続させていく事が難しい状況が今作り出されてしまったという事ですからねえ。ロシアのウクライナ侵攻は北朝鮮の核保有の存在を全面的に肯定する内容でもあるという事ですよね。
そもそもウクライナはソ連から抜けて独立した時には核保有国で、アメリカやロシア等が国家としての安全を保障するからという事で核兵器を完全に放棄したのだけど、国際的な約束を一切守る気のないロシアによって核兵器を放棄したら攻撃される形を作り出される事となり、ウクライナがロシアに攻撃されたのは核兵器を持っていなかったからというのが歴史の中で作り出されるもう1つの真実にもなりそうですよね。
これで導き出される結果は、核保有国などがいる状況で核兵器を持たない事は滅ぼされても良い愚かな国であり、嫌なら核兵器を大量に保有する事が国家を守る事に繋がるという悪しき前例をロシアが作り出した事になりますね。
現状ロシアの隣国等でも核保有をしていない国は徐々にロシアに侵略攻撃を受けていますし、中国等も似たような戦法を取っていますし、自国を守る為には各国核兵器の保有もしくは核の傘に守られないと国を安全に維持させる事が難しい時代が訪れてしまっているという事にもなるのでしょうね。
現状でロシアを叩かない事には、世界で非核化を実現させることは事実上不可となったという事ですよね。
ロシアはそういう方面で約束は守らないでしょうから、世界から核兵器を無くそうとするならばまず世界からロシアという国を完全消滅させなければ核兵器を無くす事は出来ないという事ですね。
プーチン及びその勢力全員を亡き者とするか捕縛できればまた別かもしれませんが、基本的に現状はアメリカよりもロシアをどうにかしない限り世界の非核化は不可能であり、むしろロシアが自由に動ける状況では核保有状況を増やして行かないと世界の安定を維持できない状況になる可能性が高いですよね。
ロシアの今回の行動は同時に世界の核問題の深刻度を1段階引き上げる結果にも繋げてしまったという事ですね。核無き世界の実現の為の最大の障害はロシアという国家そのものであり、ここを消滅させないと実現できないという状況は、ロシア人は核戦争を望む野蛮な民族なのか?という感じにも見て取れる状況ですよね。
実際はプーチン寄りの人達が核戦争もOKという最低な奴らというだけなのでしょうけど。そしてウクライナの戦争から起きる流れは、より世界を二分化させていく形でしょうかね。
NATO方面に入るのかロシアや中国等の方面に入るのかという所で。侵略行為も平然と行なう国と隣接する状況では、核の傘に守られる状況もしくは核保有をしないと国家の維持が難しくなってきますからねえ。
結果としてロシアプーチンの動きはNATO拡大をより広げる可能性も高いという所でしょうね。ウクライナは取られたくないと動いても、それ以外の所でNATO拡大がより広がるのでは、ロシア側としての旨味はかなり少なくなっていくでしょうけど。
現状でもウクライナはまだNATO加盟国でないからNATO軍が本格的に動いて第3次世界大戦勃発になっていないのだからロシアの脅威から身を護る為には核兵器の存在が必須という事で、その流れは加速していくでしょうからね。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
ウクライナ戦争~終了~核兵器の有無