旧620回 大阪都構想 反対僅差で上回る いろいろ急ぎ過ぎた結果

さて今回は、昨日の夜に正式に決着がついた大阪都構想選挙の結果が僅差で反対が上回って、維新の大阪都構想が事実上の敗北になった事についての話ですね。

 いろいろと急ぎ過ぎて説明を省いた結果だと思いますね。あと、段階的にもっと住民と寄り添いながら都構想へ向けてステップアップしながら改革する道もあったはずなのに、一足飛びに話を進め過ぎた結果とも言えるのではないでしょうかね?

やる方法は他にもあったという事です。これを選挙前に話しても聞く耳は持たれないでしょうし、現状の後の祭りになる話ですけど、今後の形にて今の大阪市のままでまたダメになって行くのだとしたら、もっと住民に寄り添いながら大阪都構想を目指す方法もあるという事を知ってもらえればという事ですかね。

 これは、他の二重行政で悩む所にも言える話ですけどね。

二重行政の悪い所で言える1番の原因は、市民や都道府県民の選ぶ目が無かったという事ですよね。

 その二重行政で問題が起きる原因は、その市長とか都道府県知事が反発し戦っているから起きる事ですよね?選ばれたバカ共が民優先の政治やサービスを無視して政治権力を振りかざすから起きている状況であり、最低どちらかが民優先で政治を考えてくれる良い人であれば、そんな事は起きるはずも無く、さらに今の大阪で維新政治のようにどちらも仲良く手を携えて行動するような形ならば、確実に二重行政の問題は無くなりますよね。

故に選ばれる人選の問題であり、選ぶ人たちの人を見る正しき目が二重行政を発生させるか否かを選ぶ形にもなるという事ですよね。

だから、政党だけで人を選ぶのではなく、きちんとその選べる人達の人柄と政党関係なく動けるかどうかも判断しながら民優先の政治が行えるのかどうかを正しく判断して選ばないと、政党優先で民の幸せを考えなくても良いとする二重行政等が発生する事になるという事ですよね。

 それが昔の大阪自民党政治だったというだけでしょ?

そういう意味では、政党色にあまり縛られないトップの方が二重行政になりにくいとも言えるでしょうね。

本気でそこを良くしたいというビジョンが示せて納得できる言葉があるならばですが。

 あとはその辺りで民意が示されない状況が続いたら、任期関係無く強制変更する事も出来る権利とかがあれば、民を優先する政治が行われやすくもなるのではないでしょうかね?

例えば、その市長や知事等の報道調べで支持率平均値が30%を下回る状態が6ヵ月続いたら自動的に次の候補を選ぶ選挙が行われて、その人が決まり次第強制変更を可能にする形にすると、あまりにも民を無視し続けた政治は出来なくなるでしょ?

 それにこういう方法ならば、「任期中は好き放題できる独裁状態じゃー」というバカも出なくなるでしょうし。

それでは、大阪都構想についての話に進めていきます。

 基本的に私は現状の説明のままではメリットが薄く、デメリットが強いように思えたので若干の反対派でしたから現状の結果には取り敢えずの喜びはありますが、反対派の政党を応援する気は特に無く、維新にはこれからも大阪都構想関係無く大阪の政治を良くする為の形で動いてほしいと思う事と共に、今回のような急すぎる形ではなく、もっと住民に寄り添いながら大阪都構想のメリットデメリットを深く議論してもらいたいと思いますね。

政党から示すのではなく、住民たちの形から大阪都構想を強く望む声をもっと高めて住民運動レベルで盛り上げられるぐらいまでするべきですよね。

今の形は大阪の為というよりも政党色が強い形で、説明を省いている感と納得の形を多少無視している感が強いので、もっと理解度と周知率を高めた上で再度やるかどうか今後また目的にするかどうかを検討するべきでしょうね。

今回の敗因は、いろいろ急ぎ過ぎた結果ですよね。今のコロナで大変な時期にやるのか?という意見も当然あるでしょうし、出している試算結果がどう見てもマイナス要素をすべて無視して、さらにコロナの影響値と今後のコロナによる状況変化を完全無視している内容で、現実無視して「理想の絵に描いた餅」で良い所だけ見せて、本当にそれがおいしく食べられるのかどうかの説明が無かった事が問題だと言えますね。

現実を見れば、維新と自民の試算結果を足して2で割った感じが良い数字なのではないでしょうかね?

 それでコロナ影響値を加えれば、現状は普通にマイナスでしょうね。

 故にコロナ時にやった事が敗因の1つですよね。ついでに現状大阪の新規感染者数も増加しているようで、地味に今選挙やった事が影響しているのではないでしょうかね?

そして、一気にコマを進めて大阪市から4区の形に分けるとした形で、大阪市が消滅するという悪いイメージが付いた事も影響しているでしょうね。

 あとは普通に説明理解度が低い事に住民サービスの方も不明点(残すと明言はしていない)が多く、メリットがあまり強くないというのもありますね。

とかく言える事は、飛ばし過ぎという事ですね。法定速度60キロの所で120キロぐらい出して、大阪を変えようと言っているようなものです。もっと60~70キロぐらいで進めていく事は出来なかったのでしょうかね?

 仕組みとして考えられるのは段階的に進めていく形で、不満が多ければ元に戻す事も出来るという意味の保険を用意した上で、まずは大阪市を残した形から4区にまとめて移行期間を作った上で、このまま大阪都構想に進めていくのか元に戻すのかを選ぶ事が出来る形のお試しから始められる方法を取る事も出来たでしょうし、仮想的に市長権限等から4区に分けた仮定の4人の特別区長の形を選定して、先に今の形からも動いて考えてもらいながら、その結果と状況を住民たちに理解してもらってから、そのまま次に進めていくか今の状況で問題があるから1度また考え直す必要があるかを考えてもらうなどの方法が取れると思いますね。

4区に分ける構想案は現状の大阪市のままでもある程度は進められるでしょうし、その形で特別公務員として応募を掛けた上で住民への任意の投票で決めてもらう形にして、進めていきながらどう変わっていくのかの下準備等から本気で良くなるのかどうかの判断に繋げて行ってもらう方法等もあるかと思いますね。

 もちろんまずは都構想云々関係なく、単純に住民サービス等を良く改革していく為の仕組みという事で進めていき、ある程度下地を固めて大阪市のままで出来る限界までやった上で、どうするべきかとどうして欲しいのかを問う形にするべきですよね。

先の未来の形が曖昧なまま良くなると言われても不安でしかありませんから、まずは下準備の段階で大阪市の段階でも出来る限界まで進めてから良くなる方向に出せるようにして、そこから進ませればさらに良くなる事を実感できる形を示して、理解を求める形にした方が良いと思いますね。

 現状で不安要素は、未来の形を4人の区長の人選に丸投げした事ですね。これでは不安が強くなる事は避けようがない。

最低でも過度な失敗は無いという安心感が得られる回答が作れなければ、ここは単なる実験場か?という事での不信感が強くなるだけでしょうからね。

大阪でカジノ作るとか言っていますけど、この大阪都構想の行く末もカジノのように大金掛けて一発を狙うという話にどこまでの市民が付いてこられると考えたのでしょうかね?

 まずは手堅く状況を見ていくという事も大事なのでは?

 「急いては事を仕損じる」という諺がしっくりくる今回の大阪都構想選挙ですよね。

 どのみち移行期間が必要ならば、段階型選挙で戻る事も出来るという安心感を与える保険を用意した上で、チャレンジしてみませんか?と問う形にするべきではなかったのでしょうかね?

 いきなり「全財産をカジノに突っ込みます」というのに、全市民が納得できるはずもないでしょうに。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 大阪都構想~終了~段階案

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