旧61回 新建築案Ⅸ 浮かぶ家(流される家)
今回は防災用の家のアイデアになります。対策としては主に、床下床上浸水対策や津波や街が海のような状態になっても家は守れるようなアイデアとなっております。最近の日本ではこのようなニュースも増えてきましたので、一度このアイデアに目を通してこういう対策方法も存在することを分かっていただければ幸いです。
まとめて水害対策をするアイデアというのは、家の下に水上ホバークラフト(たまに軍人の演習等で見る戦車等を水上で移動させるためのゴムボートみたいな物)の下の浮かす部分を家の下に取り付けて、水が家の下に溜まってきたら、それに空気を急速に入れて家ごと水に浮かべるようにして浸水等から防ごうという内容である。
この時に配線や電気水道の地下から線や通路でつながる部分には、多少上下しても大丈夫なように余分長さを設定したり、上下に伸び縮みするような仕組みを取り付ける必要がある。ボート部分からそれるように配置をする。トイレの部分はある程度柔軟に稼働できると良い。
そしてただ浮かぶだけの事をすると、水が収まった時に家の位置がずれるような事が起きる場合があるので、それを防ぐために地下の部分に重りを付けた細長い鉄塔のようなものを家の周り(最低2本 3~4本あれば完璧だが、外観がちょっと悪くなる可能性がある。家の周りに謎の鉄塔がいくつもある状況って・・・)に立てるようにして、そこに少し余裕を持つようにしたわっかを付けて、そのわっかは家と固定されるように設置する。
わっかと家までの距離があると思うので、そこは棒のようなものでも板のようなものでも良いので、しっかりつなぎとめる形にすればよい。絵が苦手なので感覚的に言うが、木の棒(アイスキャンディー系)の両端をわっか状にして、真ん中に家があるような形で、そのわっかに鉄塔が貫いていて固定されているような状況と言えば想像できるかな?
こうすれば、水が来て浮いたとしても横の鉄塔で位置が固定されるので、引いた後も元の位置に戻る事が出来るようになる。この鉄塔の長さは塀の高さまでとか自由に決めて良い。低すぎるとこの後の説明でまずい状況になるが。
この鉄塔固定システムは、街が海のような状態になり流されることを防ぐ事も出来るようになるという事だが、鉄塔の天辺の先まで行くと流されるようにしておき、異常な水の多さの時にも浸水しないように対策をすることも必要で、その高さまで上がった時やその家に住む人の判断でスイッチを押した時に、電線や配線等の全てを閉じる(家の方から閉じる形で)ようにして、わっか等も外して水の上を流されるようにすることもできるようにする。そこまで水が来たときは、その街がしばらく機能しなくなったり人がしばらくいなくなったりで、そこで生活するには不便な状況になる場合があるので、それならば家を守りつつある程度動けるようになればよいのではないのかという事で、こういうアイデアにしてみた。
この時の為にボートの部分のほかにスクリュー等の設置をしても良いし、簡易のオール(どの家庭にもあるだろう的な物で作る物で、雑誌や新聞紙などのある程度の紙と、それを覆えるような程のタオルと、さらにそれを覆えるラップなどがあれば作成できるもので、まず雑誌等を丸めて筒状にして長くしていくように作り、それをタオルで固定するように覆っていく、そしてその棒状の塊にラップをかければ、一時的防水簡易オールの完成というわけです。タオルで覆うだけだと水を吸って重くなるので、ラップで少しだけ防水加工をしようという感じです。ラップの端と端を自分が持つようにすれば止める必要もないですし。 簡易なのでないよりまし程度でしょうが、向きを変えたりはできるはずです。)を作成して若干移動できる形をとってみても良い。
さてここからは突発的な地震後の津波対策として考えた緊急シャッターシステムの話に移ります。
普通地震後の津波は来たとしてもそれに耐えうることは水が家の中に入ったりなどで難しいと思われますが、地震が来た後にすぐの対応を家が自動で行えるようにして、水が家に入るのを一時完全密封(家の中に空気をためておけるような空間を作る事も必要ですが)のような形で防ぎ、津波が来るだろう方角の方向の家の部分に津波を受け流して家に当たる勢いを減少させるように、水を分けるように尖らせます。正面の面から水を受けると当たる部分が大きく負ける可能性が高くなりますが、角の部分に当たるようにすればうまく水の勢いを左右に分けて、家にかかる負荷を減らすことができるでしょう。
この時に家を密封のような状態にする際に防水シャッター等で自動的に家のあらゆる方向を守るようにするわけですが、この時にシャッターの間に人が挟まれる(窓とかも閉めるために場合によってはシャッターの場所に人がいる可能性も考える)危険性があるので、シャッターの部分にまず扉がある側にレーザー光線(1㎝や5㎜などの短い間隔)を出せるようにしておき、その光線に少しでも物体が触れれば閉まらないようにする。
この時に下側にレーザー光線の受け側も作り光線が届かない事で閉まらないようにする方が簡単だと思う。この光線の部分は普段は隠されているようにして、緊急時のみ蓋が開くようにする。スライドの形が良い。またボタン等で人が操作できるようにもすること。何かが置かれてても作動できない可能性も考慮して。
そしてこの光線はシャッターが降りる最中も発して、降りている最中でも光線に触れたら即時止めるという事が出来るようにする。こうすれば降りている時でも判別できるようになる。 今のシステムだとシャッター等が物体に触れていないといけない場合が多い為。
このシャッターシステムは、意外とシャッター(防災や防火)だけではなく自動ドアやエレベーターのドア・電車のドア等に付けても効果があるだろう。全て大体似た様なシステムだから。 これが適用されれば、挟まれ事故をかなりの確実で防止することが可能になるのではないのかと考える。ただ費用が凄い事になりそうだが。安全の為なら、ねぇ?
これから起きる可能性がある不運な事故を減らし、他の人も幸せも自身の安全にも活躍できる今回の案件をどうか話だけでも広めていってほしい。
それでは、今回も長っ!となりましたが、ここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。 浮上家~終了~レーザーシャッター