旧546回 建築空間水平維持システム~オートバランサー~
今回は自動的に水平を維持させ続けるシステムに関しての技術的な話をしていきます。
ちなみにこれは、予備知識として紹介する技術ですね。今後いくつかこの技術ありきで話す事も出てくるでしょうから。
この技術があれば、その建物空間内で揺れを感じる事を極力無くす方向にする事ができ、地上では地震や電車等の揺れを減らす目的で使えますが、これの真価は船や飛行機等で使うと、揺れ系統の影響値を大幅に無くす事ができ、最終的には地上にいる状態と変わらないほどの水平安定感を持たせる事が出来るようになります。
見た目的には地味ですけど、これがもたらす効果は意外と大きいと思いますね。
この方法をうまく用いる事が出来れば船酔い防止や海の上で快適な生活を送る事に飛行機内等で過度な揺れの現象を抑える効果をもたらす事ができ、水平における安心性と安全性を高める事が出来ます。
仕組みは、その空間における地面の下に水平を維持させるバランサー部分を用意する形で、そのバランサー部分の下側や横側などのその空間とは別に存在する外郭部分との設置面にて揺れの状況が発生した際にその中の空間を水平に維持させる為にバランサーシステムで中にいる人の水平を保たせる形でバランスを保たせる形にします。
つまりその空間の外郭部分が大きく揺れても、間に存在するバランサーでその揺れの動きを吸収させて、中の空間には揺れを伝えず水平の状態を維持させ続ける形にする事で、このシステムは出来上がります。
ただ、通常の形のままでは外郭部分の出入り口と合わせる事が出来ず、出入りが不能になるでしょうが、それは固定や固形の状態ではそうですが、その間の空間も同時に揺れに対して対応させられる形で伸縮可能状態にして、ついでにクッション性能やジェル性能で間の通路になる構造式にすれば、問題なく外郭部分と内部水平空間を繋げる事が可能となります。
また、内部と外部の形を分離して独立させる形でもあるので、バランサーを介さない形で機器の取り付けなども難しいように思えますが、そこは普通に通信技術で内部通信専用回線接続できるようにすれば問題性はなく、なるべく平常時の状態では通常状態で繋げられる形にしても良いでしょうね。
そしてバランサーの部分では揺れの状況に合わせて常にオートバランスを取る形になっているので、基本的に常時電力を消耗する形にはなりますが、その揺れや加重圧における運動エネルギーを発電に切り換えられる仕組みも同時に取り付けると、必要電力量の削減に努める事も可能です。
この技術は基本的にその内部空間の水平を維持させる為の仕組みであり、大規模な所では先程申し上げた船や飛行機の形にて効力を発揮させられるけども、さらに地味な所で言えば、なるべく外部振動も少ない平静な空間を作り上げて、慎重さが問われる仕事が出来る場所に普通の住宅用で揺れの体感&影響値を最小限にさせる為に用いて、揺れの影響なく精密機器や繊細な飲食料品や素材などを安全に運ぶ際の箱や運搬用トラック等にも用いる技術の形になっている。
そこまでわずかな揺れでもアウトの物の物質等は通常では不可能なのだが、外部と内部を別の空間とさせて間にバランサーを用いれば、ある程度までの揺れの衝撃は全部外郭から伝わる物をバランサーの部分で吸収させて、内部の空間内では水平を保たせたままにする事も可能である。
そのバランサーと空間の形をさらに多重形式にさせれば、外部外郭におけるあらゆる衝撃の影響値でも中心内部には全くの影響値を無くさせる事も可能ではあるが、場所における移動の影響値までは0にする事は出来ない。外郭部分が全体的に移動したら内部の空間も位置的には移動する形になるわけですからね。
衝撃自体は最終的に0にする事も可能ではあるが、移動における影響値は0にする事は出来ない。
つまり内部の感覚で移動している感を0にする事は出来ないという事ですね。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
建築空間水平維持システム~終了~オートバランサー