旧542回 少女の叫びと世界の現実
今回の話は、何やら世界は環境問題でザワザワしているようですね。というのも、環境問題を話し合う場で有名なスウェーデン少女が今の世界の環境問題への取り組み姿勢に対してかなりきつい発言を連発していたというので、いろいろざわついているようですね。
彼女の言う事も一部もっともだと言える物もありますが、少女は少女という場面も結構ありましたね。
可能性の50%は、まずありえない。アメリカに中国がほぼガン無視で、日本もあまり乗り気になっていない状況では、50%は夢幻の話であり、正確にはどう考えても10年以内だと1%すらないのが現実でしょうね。
そして環境問題のCO2の排出量の問題は国的な発展力以外に国における総人口の割合によっても変化してくる状況で、人の数が増えればそれ単体でも排出量は増え、それらを食って生きて行かせる為にはさらなる量の排出量の増加をしなければ生きて行かせる事が出来なくなるので、それすら削ろうとして牛とか豚などの家畜を減らそうという意見よりも人そのものの数を間引いて行った方がより確実に地球の環境的な今話されている地球温暖化現象に対する対抗策になると思われるのですよね。
経済の発展が必要な理由や発展していく理由も人の総人口が増える事に起因する事が多いのですし、絶対的にCO2の排出量を0にさせて行く手段は、人類の総人口の減少を世界的に取り決めて、増えすぎる所は適度に殺して間引いていく方法を取るぐらいしないと、少女の叫びの目標に届かせることは難しいでしょうね。
未来の子供の為と言って今生きている人達への大量殺戮という凄惨な現実は出来ると思いますかね? まずそれすらも否定して何とか出来ると確証の無い事に逃げようとするでしょうね。 そうなると結局そいつらが成そうとしている事への覚悟もその程度という事であり、現実的な話というよりも夢を語って現実見ていない少女の言葉にしかなりませんね。
もちろんCO2の排出量を限りなく減らす事は可能ですが、人類自体の数が増えすぎてしまえば、それも一時の時間稼ぎにしかすぎない状況となり、問題の先送りにしか出来ず、豊かな食生活を送ろうとする所が確実に出てくるでしょうから、そうなれば確実にさらなる食糧生産拡大の形によって家畜の量なども増やされる事によって、どんなに他の部分で削ろうとも問題の本質から目を背けた対策では何にもならないという事ですよね。
現状の地球温暖化現象は避ける事が出来ない問題であるのですからね。地球における人類含めた動物の数が増え続ける事がその最たる問題である限りね。
家畜のせいにして逃げるのはダメですね。本質は人の数が増えすぎている事が問題なのですからね。
そしてその過程で人の住みかを増やそうとして地球の植物を少なくしている事が問題であり、それらすべての問題の根源地は人類の増加という事です。これを前提条件に出来なければ、今考えている事はすべていずれ破綻します。それは今回語っている少女も然り。
だから無駄な事が分かっているのか知らないけども、それに参加しないというのは1つの手ではあるのだが、逆の意味で免れる事の出来ない地球温暖化とされる現象に対して国的な対策を講じて行く事が出来なければ、自然の猛威によって滅ぼされていく可能性があるという事でもあり、そうやって最終的にはその国で人口と経済発展性を減らすというのであれば、結果的には地球の自然現象に振り回されて落ち着かせる要因にしかならないという事であり、それが地球の生命の形の生き方の流れであるというのなら、今の人類もその程度であるという事ですね。
前にも言いましたが、地球は1つの生命体であり、人類はその生命体の上で暮らしている地球にとってみれば意志を持った微生物くらいにしかすぎません。
その地球という生命体も生きているのだから当然のように年を取って日々変化しているのですから、今までと全く変わりない日々がいつまでも続く事はあり得ず、地球としての生命の活動も当然あり得るのですから、その形の中で体温が上下する事も当然あり得るでしょうね。
ただ地球はとても長生きですから、その変化の具合も人にとってみれば相当緩やかな変化であり、急になる事もあるでしょう。
人にとって数百年はすごく長いかもしれませんが、地球にとってみればごくわずかな時間であり、その時間の感じ方の違いから来る状況が人類という微生物に誤解を与える事が起きても普通ですよね?
だから今の状況も地球にとってみれば何の事はないいつも通りの体温の変化具合だったとしても、人間という微生物にしてみれば大変な事がやってきていると思ってしまったとしてもおかしくは無い事であり、地球が生きているというれっきとした事実を無視して考えると、間違った答えの下に進めようとする事になるかもしれないという事ですよね?
その難しい事まで全部考えた上でこの問題に対して解決策を見出そうと思い、今までの生物とは違うというのであれば、人という微生物にとっては過ごしにくい地球環境になったとしても生き残れるように進化をするという事が大事なのではないでしょうかね?
というかこの状況に何とか対応していく進化という名の変化が出来なければ、他の星に移住する夢より酷い妄想話にしかなりませんね。
そりゃテラフォーミングも出来ないはずですよ。今の人類がその形を本気で望んでいないから出来ないのです。
過酷な環境を何とか変えようとする志をこの穏やかな地球でも出来ないのであれば、他の星で出来るはずがありません。
新たに見つかった地球によく似た環境の星だって、行くまでには実際何世代にも掛からないと行き着く事が出来ないわけですし、その間の宇宙環境で数百年も生きて行く適応技術対応力が無ければ、そんな星があると喜んでも宝の持ち腐れにもならないですからね。
現実を見て考えられなければ何をどうやろうとも意味は無いのですよ。
そしてアメリカや中国に言う事を聞いてもらいたいのなら、無駄な叫びを轟かせるよりも、現実的な力で動かして行く形が取れなければ、事実上独裁国家の主たちに声は何も届かないでしょうね。
ただ平和を呼び掛けるだけでは何も変えられないから、何かしらで力を持つ必要がありますね。
この力というのは別に武力である必要はなく、経済力でも良いし防衛力等でも良く、現実的な力として大国も納得させられる力で対応出来るようにならなければ、相手はその呼びかけに応じる事はないでしょうね。
何かしらで喧嘩を吹っかけても確実に勝てるぐらいまで力を付けなければ、話し合いにすらならない可能性が高く、結果として今の少女が掲げる物が相対的に今の生きている人達の暮らしを悪くさせる事に直結する内容でもあるから、未来だけを見据えて今の人達には犠牲になってもらうしかないという考えでは、頷いてもらえる相手も少なくなるでしょうからね。
どちらにしても、人類がこれ以上増え続ける限り地球温暖化と呼ばれる現象の状況を昔の状況に戻す事は絶対的に出来ないのだから、戻す事を努力義務にして、地球温暖化現象に対応していける環境を作り出して行く事に世界で取り組んだ方がよりましな気がしますけどね。
現状人が年を取る事を止められず、昔のように完全に若返る技術(考え方含めて)が無いのと同じように止められない流れという物は必ず存在して、それに対して無理に抗うよりも、変わりゆく状況に対応して対策を立てて行く方がより良い結果になるのではないでしょうかね?
ついでに言えば、地球の歴史の中では完全に北極南極の氷が全部無くなっていた時期もあるようですし、それがある状況で今が異常だというのはおかしい気もしますし、逆にそれが過ぎた後一気に地球氷河期で全部氷漬けになる状況の前触れだったら、無駄な対策に時間かけて全部無駄でした人類絶滅で終わる事にもなりかねません。
地球の生命活動を完全に把握する事が出来ないのなら、どのような状況にも対応していけるように対策を考えて適応していく方が人類を生き残らせる為には必要な事かと思いますけどね。
現状このままの形であるのなら、今の人類もその程度の状況で終わるのだろうなと思いますが。
それが数億年以上前にも起こり得ていたのかもしれませんし、地球の環境に対応しきれずにリセットされた人類が今までにいたかもしれませんね。その状況が今の火星とかだったらより面白いかもしれませんが。(笑) ここまで深くこの地球温暖化現象から考えられる人もいないのではないでしょうかね? せいぜい世界の専門家でも私と似たような考えが出来るのって2,3人くらいなのでは? ほら、自分と似たような存在はそのぐらい、いる話もありますしね。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
少女の叫びと世界の現実~終了~地球の存在