旧535回 砂漠の緑地化~砂漠テラフォーミング~ 地上&空中方法版
今回は現実上不可能とされている砂漠の緑地化であり砂漠のテラフォーミング(意味は少し違うけど…)の方法を話して行きます。
ただし、この方法は普通に一朝一夕で何とか出来る仕組みではなく、最低でも半年から数年掛かりで少しずつ進めて緑に戻して行く方法です。
展開規模にもよりますが、1度失った自然はそう簡単には戻りませんからね。特に砂漠の緑地化だと、少しの面積からでもかなり大規模で挑まないと無理ですね。ただし私の方法であれば不可能ではないという所まで進められるという所ですね。
それでは地球上の問題の1つでもある砂漠に対しての緑地化の方法の話をしていきますが、この仕組みの形は、追加効果として多少なりとも海の海面水位の減少効果をもたらせる事が出来るので、世界的に海面水位の上昇によって崩壊傾向にある国や地域は願っても無い救いに近づく方法ともなるでしょうかね。 つまりそれだけ海の水を大量消費する方法という事なのですけどね。
砂漠がなぜ砂漠の状況で変わらなくなり、その砂漠化が広まるのかと言えば、地球温暖化なる現象で地球を覆う幕が薄れて太陽の直射日光が直撃する状況が増えてきているからという事と、地球の自然現象で雨が長期間降らない状況があり、その他人為的な自然破壊の影響などが複雑に絡んで砂漠化の状況が広まっている状況下にある。
だが砂漠にも時には雨が一気に降る事があり、その時には多少の期間ではあるが緑に覆われる時もある。
だがまた雨が降らなければまた元に戻るという状況で、砂漠の乾燥した砂が緑の木々に覆い被さって水分を奪って行き、砂漠化が広まる状況にあるのだが、ここまで話して重要な事は、砂漠に雨が長期間定期的に降る状況下が出来れば、砂漠の緑地化に向けて一歩前進できるという事が理解出来るだろうか?
さらにその上で、緑地化を進めて行く対象範囲には迫りくる砂を払える仕組みを用意して、緑がしっかりと根付けるようにして、土壌を改善させつつ雨の降らせるエリアを拡大させていく流れに出来れば、少しずつだが砂漠に緑や自然の木々を取り戻して行く事は可能になるでしょう。
その為に必要な物は、その砂漠地点から繋げる形で海まで続く長大なパイプラインを用意して、海の水を絶えず強力な熱射砲で焼き払いながら大量の水蒸気を発生させて、それをパイプライン内に取り込み大量の水蒸気で水分の塊を砂漠まで送り届けられるようにする。
そこに少しずつ砂漠に対して長期的な雨という名の水分を振り撒き続けながら、最初は暑さに強い植物から用意して、ある程度最初の土壌も多く用意した上で、砂漠の上に被せるようにして緑地化させていくエリアを構築させていき、さらにエリアを細かく分けた上で、その地点に他所からの砂があまり飛んで来ない防護壁等を一時的に配置して、その防護壁等もエリアを拡大させていく流れで広げて行く形にして、本当に少しずつ砂漠に緑を取り戻して行くようにして絶えず雨を降らせていけば、そのエリアの気温率も下げられるし、植物がのびのびと成長して行けるように出来るので、緑を取り戻して行く事が可能となる。
普通に考えて砂漠にもオアシスと呼ばれる場所が出来るのは、大量の水のたまり場があるから発生出来るのであり、そこには植物が普通に成長出来ている環境があるのだから、砂漠の緑地化に必要な物は超大量の水であるという事で、それを備えられる物は海の水であり、海の水を温めて水蒸気にする形で、自然の仕組みの形から大量の植物の恵みの雨に出来る水分を取得できるようになるので、それを使えば何とかできる公算が高まるという事である。
だからこそ地上ルートでは、長大な砂漠と海を繋ぐパイプラインの存在が必要になるという話であり、この地上ルートからは、砂漠の緑地化のエリアを拡大させていく状況に伴って順次パイプラインの方も砂漠の広さに合わせて繋げて水を行き渡らせるようにしないといけないので、超大規模計画で最低でも数十年掛かりの計画を立てないと難しい方法となる。
それでもこの方法でなら、不可能ではないと言える状況にまで持って行く事が可能となる。
さらに言えば、これの発展形として外惑星へのテラフォーミングを本格的に検討していく事も出来るので、そのファーストステップとしてもやるべき価値はあると思われる。
もう1つの空中方法版ですけども、こちらに関して必要な物はパイプラインの代わりに浮遊都市なる物が必要となり、長期間同じ場所で滞空し続けられる巨大な浮遊都市機構が必要となります。
ただしそれが出来るのであれば、パイプラインを地道に繋いで雨を降り注いでいく必要はなく、複数の浮遊都市と航空便等(航空レールガンがあればなお良いが…)の連携の形で、海に面する浮遊都市から太陽光も合わせた強力な熱線放射砲を海に当てて、そこから発生される大量の水蒸気雲を浮遊都市で保管出来るようにして、それを順番交代式で複数の浮遊都市で繰り返し行いつつ大量の雨雲の塊を砂漠の緑地化の場所まで持って行き、一気に降らせる形を繰り返す方法で可能である。
空中ルートでは、大量の水分の塊である雨雲を専用の浮遊都市で運んでいく形になり、雨雲配達浮遊都市の形で砂漠の緑地化用の水を用意して緑地化に進めて行く方法で、こちらの方法であれば地上ルートの様にパイプラインを広げていく必要は無くて、浮遊都市等の数を増やして、適度に雨雲を運んでいける形にすればよいので、地上程の手間暇や苦労も少なく、パイプラインの経年劣化による補修の必要も無く、浮遊都市の量産や交代で整備をして行けば良いだけで緑地化の水分確保が止まる事態を防ぎやすい内容になる。
これは、未来に対して可能性を持たせる為の話でもありますね。どうにかして定期的な大量の雨(水分)を砂漠に用意させる事が出来れば、砂漠の緑地化にも可能性を持てる。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
砂漠の緑地化~終了~砂漠テラフォーミング