旧426回 無人機活用お掃除編~海のお掃除~

今回の話は、海のお掃除無人機編ですけど、少し前にも話題に上った海洋汚染のプラスチック問題に、海を漂うゴミ等は国際的な問題にもなっていますし、日本を始めとした砂浜などへの漂流物の被害も問題になっています。

 これらを防ぐ為にはそもそもゴミを減らす努力も必要なのですが、その努力は世界的に見て雀の涙ほどもなく、また早期解決も難しい問題であるので、それと同時に海のゴミの回収作業能力を高める為の仕組み作りをする方向でも動いていくべきでしょう。

しかし人員を割けるかと言えば、そこまで人を使って作業をする事が常時行えるわけでもないので、その役目を無人機、正確には小型船または中型船型無人機に自動で海のお掃除を行なってもらう方向で考えていくというのが妥当でしょう。

人の場合だと大体がビジネスとして機能しないと後はボランティアになりますが、機械の場合は「そんなの関係ねえ」ですからね。人件費は必要なく、メンテナンス系と燃料の問題さえ解決できれば、人を動かすよりもよほど低コストで掃除行動を運行させられますからね。

 海のお掃除用としての能力機能として、ブルドーザーみたいな受け入れ網を前面と左右に3か所ぐらい設置させた状態で船を移動させて、そのまま特定ルートや自由走行で移動させて、主に海に漂うゴミを自動的に取って行く仕組みにします。

そして大事な点としては、前方部分の網と左右の部分の網はそれぞれを補い合う形状にして、ゴミが溜まってきた際に船内か後方部のゴミ溜め系の部分にゴミを入れる際に、前方部と左右部分で分けてゴミを入れるようにして、なるべく受け取り漏れが無いように稼働させます。

そして無人艇をゴミの問題が多発する場所や港・入り江・砂浜の近くで運行させると、面倒な地上部付近でのゴミ回収の手間を少なくさせる事が出来るようになるでしょうし、大型船等と連動させて、世界の海のゴミを協力して片付けていくような運行の仕方を取る事も出来るでしょう。

発生するゴミを減らすだけでなく、ゴミの回収能力も高めなければ、海洋汚染の被害を減少させていく事は難しいと見るべきです。

 それに発生するゴミを減らそうとしても、台風や津波の被害を無くす事が出来なければ自然とそれに関する海のゴミはいくらでも発生するわけですからね。だからゴミを減らす事だけに注力するのではなく、ゴミを回収する能力の向上も問題解決の為には必須という事です。

海のお掃除だと海上付近だけでなく海中及び海底付近のお掃除も検討する必要が出て来る所も大いにあるでしょうけど、こちらは現状の技術や仕組みでは無人機使っても少々難しい所があるでしょうかね。

そもそも海底移動可能で付近の海洋生物に配慮して行動させながら海のゴミだけを回収させるというのは、プログラムとして現実行動させるにしてもとても大変なシステムになるでしょうし、大きさ的な問題もあるので、海上を十分に行なえる段階の技術から海底にもシフトしていく形にしていくのが妥当な考えですかね。

 海上都市による海のゴミ対応特化の機能を有させれば、海底ゴミの対応は結構簡単になるのですけどね。 何せ無人機の拠点が現場近くまで移動できる状況になるのでね。ゴミを溜める為の大きさが不必要になる。ついでに大型物も回収しやすく出来ますからね。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 無人艇~終了~海のお掃除

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