旧421回 アメリカの銃社会を規制して無くして行く為に必要な事
今回の話はアメリカの銃社会の問題に関してで、またアメリカで銃乱射事件が起きていますね。肝心の武器の拳銃等が普通に販売されて手に入る状況が問題だというという事は分りますし、それを規制して平和に持って行きたい気持ちも理解は出来ますが、それをただ単に押し通そうとしても、結局は多大な血が流れる結果にしか辿り着きません。
現状アメリカの銃社会から主政党が切り換わったから即行うとかいう事をすれば、最悪それを引き金にアメリカ内戦が勃発したり、アメリカ国内でのテロや銃乱射事件が横行する悲惨な状況になるでしょうから、拙速な早まった行動はしない方が賢明ですね。
だからと言ってこのまま指を咥えて見ているのではなく、ただ禁止にするとかいう拙速なやり方よりも少しずつ殺傷武器の数を減らしていき護身武器は携帯していいという辺りから、徐々に無くしていく方が良いという辺りの解説をしていきます。
本題のアメリカの銃社会状況から規制をかけて銃を無くしていくにはどうするべきかという話なのですが、現状トランプ政権でそれを達成する事はまず不可能だとして、それを成して行く為にはさっさとトランプをプレジデントから引きずり落とす必要があるでしょうね。
アメリカ中で銃社会がかなりの間蔓延している状況でいきなり銃規制に動こうとしても、愛好家や銃の販売会社や製造会社等からの猛反発を受ける事は必至でしょう。
それは当然の状況で、それを無視して話を聞かずに強引にでも銃規制の方向に動こうとすれば確実に引き起こされるのが、反発する人たちとの内戦勃発や銃規制政治家に支援する人々に対してのテロ攻撃や銃乱射事件が頻発される状況となり、最低でも1~10万人規模の死者は叩き出す可能性が高いでしょう。
そんな血で血を洗うような状況にしてでも銃規制を達成させたいというのなら別に私は止めませんが、もっと賢く穏便に事を進ませる方法なんていくらでもあります。
拙速な銃規制の波を進ませようとするのは、それによって引き起こされる大惨事を予測する事も考える事も出来ない平和ボケしたバカだけですね。
この世の全てが必ず善人だけしかいない世界ではないのですから、今の銃愛好家やそれを仕事にしている人達の反発を少しでも考える事が出来れば、普通に予測しうる話の内容でしょうに。
本当になるべく平和的に銃規制の社会に変えて行きたいのなら、段階的に時間を掛けて銃の脅威を取り除いていく必要があると思われます。
それでまず考えなければいけないのは拙速で稚拙な銃規制の方針を全面に出す事ではなく、まずは殺傷性の無い(限りなく低い)護身武器を作り上げて普及させる所から始める方が良いでしょう。
理由は?と言うと、現状アメリカの銃社会は護身用の自分や家族の身などを守れる護身用武器としての扱いで手軽な武器として拳銃やライフル等が取り扱われているわけです。
要は護身用の武器として携帯されている物をいきなり無くせと言われても素直に従える人はそう多くはないでしょう。その状況でそれに従わない人に襲われた場合は無抵抗に殺されろと言うのであれば、やっぱり銃は護身用武器として必要だという事で押し戻されてしまうわけですからね。
だから、いきなり無くして規制をかけていくのではなく、まずは護身用の武器という観点は置いておいて、それを非殺傷武器に切り換えて、コストや税制度の面で優遇される状況にさせて、普及率を高めるようにします。
ただし、非殺傷武器とは言え相手の動きを封じる事においては普通に拳銃よりも高性能設定にすれば、自然とコスト面なども加味されてこちらに換えて行く流れが出来ていくでしょう。
これが始まりの一歩であり、これが浸透するだけでも十分に銃乱射事件での被害者の数を大幅に減らしていく流れにもする事が出来ます。
そしてこの浸透していく流れの中で、殺傷可能な拳銃などを持つには明確な資格などが必要になる等の仕組みを作り、それを手に入れる為には勉強やお金がかかるようにさせて、より非殺傷の護身武器を携帯させる動きに変えて行きます。
そして次の段階では、護身用の非殺傷武器がかなり浸透している状況で始まりますけど、ここから本格的に殺傷可能な拳銃等の販売を徐々に減らしていく流れにします。
具体的には販売数に制限を掛けるとか、非殺傷用に切り替えなければ、高額の税を会社に掛けていくなどの対応にして、非殺傷用の護身用武器の大幅普及に努めさせていく流れにします。
そして最終的には民間には販売の停止にするまで徐々に進めていく所までとして、騒動が少し落ち着いてから、いよいよ殺傷可能な拳銃やライフル等の所持資格を持っていない人への没収処分の流れにしていくのですが、それを行なう前に、一般民間販売の停止になる少し前の辺りから、所持する銃所持の資格と所持する拳銃等を一緒に政府が買い上げる仕組みにして、今後不法所持は没収されるという事と追加で行なう事によって、平和的な回収を行なう形にしていきます。
そして次の段階にて、一般の殺傷可能な拳銃等の所持を禁止にする方向にして、正当な理由以外の資格の所持も効力を無くすようにさせて、不法所持や隠し持っている人達に対して厳しい銃規制の形に追い込んでいくようにすると、なるべく平和的に銃規制の社会にしていく事が出来るようになるでしょう。
ちなみにその後は、非殺傷用の護身武器をどうするのかという議論が出て来るでしょうが、その頃の時代になれば普通に護身用の無人機が一般家庭にも普及し始める状況になるでしょうから、おのずと需要も減っていく流れになるでしょう。
それに非殺傷用の護身武器なのですから、それすらダメというのは少々危険な状況にしか見えませんね。護身術とか習う事すらダメとか言っているレベルになりますからね。
つまり銃規制を平和的に行なっていく事で必要な事は、護身用の武器としての価値観から殺傷可能な武器ではなく、非殺傷の護身用武器でも十分に守れて便利な物へと変換させる事によって、平和的に殺傷可能な拳銃等の需要を減らして行って無くして規制させていく流れにするという事ですね。
どちらにしても護身用の武器という定義は変わらないのですから、より便利で問題になりにくい方があるのならそちらに流れていくのは普通の流れですよね?
その上で、殺傷可能な拳銃等の武器は趣味として特定の場所でのみ使用可能な形として行なっていくという方向に収めていくように出来れば、衝突も出来る限り少なくして妥協して行けるでしょう。
全部を規制ではなく、お互いにマナーを守り合う形に変えて行けばよいのですよ。 移民国家で多種多様な人たちと仲良くしていく事が可能ならば、普通に出来る話だと思うのですがね?
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
アメリカの銃社会~終了~銃規制と護身用武器