旧42回 新建築案Ⅲ これぞ最強「お墓”」!!! チーン

今回は防犯にも防災にも効果の高い住居の説明を行いたいと思います。ふざけたタイトルで出しましたが、お墓=地下に住居スペースを取るというやり方は、今までの建築の考え方だとオプション(大体地下室か防音室ぐらい?)もしくは考えない方向性だと思いますが、今回のは完全に家自体全てを地下に埋めてみるという考え方で説明していきます。

家が完全に地下にあるという事はかなり高い防犯能力がある事がまずわかります。 だってほぼ出入り口1つとか、侵入経路が丸わかりのような環境となりますし、同じように地下からの侵入となるとそれ相応の計画力と時間と費用(普通の泥棒の嫌がる物ベスト3)がかさむことになり、普通の空き巣程度ではまず狙わないようになるでしょう。本格的なそれ対策に厳重に、出入り口にセキュリティを設けていれば大体大丈夫でしょうし。

 これは地面にドアが有り、それを開いてから地下に潜っていく感じの出入り口を基準として話しています。雨等の対策に出入り口の場所に雨除け等を設置するぐらいでしょうね。

次に防災能力ですが、雨は言うまでもなくほぼ効きませんし、雪等の重みで家が潰されるという心配もないでしょう。(出入り口付近に雪を解かす装置でも付ければ対策も出来るし) 雷も地面に潜っている時点で直撃は避けられるでしょうし、地震が起きても全方向性(家を建てる段階で上下左右の四方に耐震用の設定を行う。普通の外の家では不可能なこと)で対策をすることが出来れば外のように倒壊する危険性はかなり低くなるでしょう。

そして地面に埋める形で家を作れば、当然のことながら火災に巻き込まれることは無いでしょう。家の中で火災等は、外も地下も変わりありませんが。しいて言うなら逃げにくい状況になる事かな。それの対策としてスプリンクラー等の設置は必須になるでしょうが。

 起きる災害の中で厄介な類では、やはり街が水につかる状況ですかね。地下にあるという事で浸水対策は十分以上にしなければいけないでしょうし、それと排水能力も普通のとこよりは強くする必要があるかも。わかりやすい例は水の重さ等で出入り口から出られなくなり閉じ込められるという事ですね。(流されたりする心配は少ないが)

対策としては宇宙用の対応策で、スペースステーションや海の中とかで、中の空気を漏らさないように一部の空間を完全密閉状態にして、そこで外に出られる用の装備をしてから扉等を開けて周りの環境と同じにしてから出るという事になりますね。戻る際はその逆で。 この様式を今話しているお墓式の家に例えると、まず出入り口の地下に入ってすぐ先の場所に玄関に似た少し小さめの空間を取っておく。そしてそこに先ほど話した装置等の仕組みを作る。この時にドアにも外の水をその空間に流す機能と戻す機能を作っておく。

それで出るときは、その空間までに水の中を移動できるような装備を整えてから、その空間に水を入れて内外の水圧の差が無くなったらドア(この時用の専用のドアを作っても良い)を開けて外に出る。逆に入る時は、玄関の空間に入った後に、水を抜くことをしてから家に入るという事をすればよい。ただしここまでの対策を取ると費用がかさむことは言うまでもないだろうが。 お金と安全のどちらを取るか?という話になるのでそこは検討を。

 他としては、その地下の家にシェルター機能を付ければ、多少の銃弾や爆弾ミサイル等の攻撃にも耐えられるようになるでしょう。 つまりほとんどの被害を回避することが可能になるという事です。

さてここまで良い所ばかり取り上げてきましたが、地下に家を作るという時点で分かりきっているデメリットとそれの対応策はどうすれば良いのかの解説に移ります。

 まず簡単なのは、お日様の光を入れる事が出来ないという事ですね。(あたりまえでしょう?モグラのような地下生活なのですから)

これの対策としては、家に入る出入り口の場所とは別に家の敷地内の場所に、地下に光を入れるための小窓を少し斜めにした状態で光を集めるような形で配置をするという事です。この時にこの窓ははめ込み式で開けられないようにして、そのうえで小さな子供でも入れないような小ささで作ること。(万が一の対策として)

 そしてこの光を入れるための仕掛けは家と直接つながらないようにして、光だけを鏡等で向きを変えながら家(部屋等)にあたるように工夫をして光を届かせる。この時に地面の上にも光を集める用の鏡等でより光を集められる用の工夫をしても良い感じになる。

次に問題となるのが、地下に家があるという事は敷地上の地面の上はほぼ平らになるという事だ。だとすると空き地感覚で遊ばれたりゴミ置き場等にされる可能性も出てくるので、敷地いっぱいに四角すい(三角形の表面を4つ付けたような物)のような屋根を取り付けて排除するとか、畑等の有効活用できるようなものを作るとか、ソーラーパネル等を設置するとかの対策が必要になってくるだろう。畑やソーラーパネルの方がいろいろと便利性が良くなってくる可能性も高いだろうが。

 あとは空気の流れをどうするかだが、これも光を取り入れる形と同様にして人が入れないような小ささにして、雨等が入ってこない工夫を施していくつかに分けて配置をする必要があるという事だろうな。地下だと空気の確保は確実に必要になって来るから、出入り口のドアにも換気用の部分を作っておくとか、場所を分けて配置して他がおかしくなっても対処がしやすい状況にしないといけない。

 というような感じで良い所ばかりではなく、いろいろと対策を講じる必要性もあるという事だ。

これからの日本(世界各地も同様)は異常気象とか呼ばれるのは普通になってくる可能性もあるし、テロ等で物騒な状況にも肌で感じるような環境に陥ってしまうかもしれないので、ここでいっそ見た目や感じは悪い感じに見えるが機能性が高いので、一度このアイデアの可能性を1つの候補に入れてほしい。

 地下のデメリットは意外と多いが、防犯と防災対策としては地上の家よりも高い能力が見込めるだろう。

 ここで言いたいのは、自分や家族を守る最強の家(シェルター)として地下に造るのはどうか?という事だ。

 ついでに加えるとこのような感じのつくりを今の家の地下に造るなどをして、防災対策効果等も上げる事が出来るのではないのか?という所だ。 会社の敷地の地下に作って、社員等が非常時の際に避難できる場所として作るというのも有りな選択肢になるだろう。

さて今回の話はどうでしょうか? 番外編な活用方法として、完全に他者との隔絶ができる場所としての活用や、本気でお墓のようにも使えるだろうな。(墓としては法律違反だが) その他での活用方法は、墓に入る気分を楽しめるホラーハウスをこのような形で作るとかも面白い手段ではなかろうかとも考える。

 私が気付かない段階でいろいろな方法もある可能性もあるので一度皆さんの中でも考えてみてほしい。

 それでは今回の最強アイデアを閉めると致します。ここまで読んでいただきまして誠にありがとうございます。  お墓”~終了~おばか(意訳 冗談)

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA