旧382回 ウナギの完全天然養殖海上都市
今回はウナギの完全天然養殖海上都市の話です。仕組みとしては結構単純です。要は完全保護が出来る状況での天然養殖にすればよいわけですから、海上都市の基本効果が最適というわけです。
さて何でウナギの話かというと、昨日の土用丑の日にまつわるウナギ事情の報道が多くあって情報をまとめていたのですけども、どうやら主に日本人の食べ過ぎによる状況で絶滅間近になっているという状況のようですね。
私はほとんど食べないのですが、一般的な日本人は大好物のようですね。だから絶滅にまで追い込もうかという状況になっているようですけども。この状況下で適当な保護体制を築こうとしても、乱獲者や密漁者が金目的にさらに絶滅に追い込む行動で虐殺に走るばかりで効果はないでしょうね。
現状生態系があまり解明されていない状況で、完全養殖は難しいとされていますが、海上都市を作成できれば可能です。それもほぼ天然に近い形での養殖にする事が可能で、ウナギたちを狭い場所に閉じ込めたり水槽に入れたりせずに自然の形のまま安全に育てていく事が可能になります。
簡単に現状判明しているウナギの生態系では、川で生息しながら子育てや産卵は海で行なうという特殊な生態系をしているようです。それによって海の環境変化によって大きく数が減らされたりもするのが絶滅危惧の問題の1つにもなっています。
それで天然養殖の海上都市の詳細解説に移っていきますけど、海上都市にもちろんの事で都市部分を作るのは当たり前の事ですが、それは半分というか保護育成を目的とした人たちだけが住むスペースだけにします。
関係者のみといった方が分かり易いかな。それで、大部分のスペースには自然のウナギが住む事が出来る山や森や川を作成します。そしてその川に直結する形で海上都市の下側というか海と繋げます。
そして海側の部分には、ウナギの卵や子供たちを安全に守れるように細かい網目等で海の水やエサになる微生物ぐらいが入れる状態にさせます。それを海上都市の横幅分ぐらいと下側にも大きく作成して、人工海底の部分は昇降させる事が出来るようにして、海底の環境を再現させられれば良いでしょう。
さらに潮の流れや海の温度の変化も調節出来るように等間隔で機械を投入出来れば、海側の変化にも対応させやすく出来るでしょう。
そうやって海上都市とそれに付随する海の自然を利用する事でウナギの完全天然養殖は可能になるのです。この方法であれば、密漁者や乱獲者は気軽に乱獲できなくなりますからね。
海での育成過程の状況で取ったとしても、その後無事に育てる事は普通の方法では不可能となるので意味が無いですし、その後の川の状況は完全に海上都市内で保護育成される形になるので、ほぼ手出しが出来なくなりますから。その上で防犯対策をしっかりする方向で行く方が良いですがね。
近付く方法は海か空からしかありませんがね。そして防犯能力を海の中にも用意して、海中型無人機による周回型警備体制にすればよいでしょうね。
この方法でなら、外部の敵に奪われずに安全に完全天然養殖体制でのウナギの繁殖&育成が行なえるようになります。これを作成した上で、しばらくは食用目的ではなく、繁殖からの個体数増加の方向で育成していく方が良いでしょうね。
そしてこの海上都市を最低でも2つ作成して、リスク分散を行なう方向でね。 そうすれば数が安定していき、その後は食用にも多く回す事が出来るようになるでしょう。ただし、その後でも絶滅させないようにさせる事と長く生き残る個体も確保していく方向性で行く方が良い。
最後の方はウナギにとっての生きる希望という意味でもね。ただ搾取されるだけの場所というのでは、いつかウナギたちも遺伝によって学習していき、進化(人にとってはまずくなるような変化など)が行なわれる可能性があるので、それを防ぐ意味合いでも種をそのままでなるべく維持させる意味合いでも必要になる。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
ウナギの完全天然養殖海上都市~終了~川と海