旧369回犯罪者目線で見る手荷物ランダム検査の無意味性

今回の話は新幹線や飛行機などで行われるテロ対策の話での手荷物ランダム検査に関する話です。

各種報道や専門家の対策案では、アメリカ等でも既に導入されている手荷物ランダム検査の方法を日本でも入れる案を進めているようですが、異常心理者であり犯罪者たちの考え方もある程度理解できる私から言わせてもらえれば、本格的な犯行や今回起きた無差別殺傷事件のような状況の対策にとっては完全に無意味であると言えるでしょう。

さらに問題点を言えば、日本でそれを行なえば随時揉め事が繰り広げられる事になり、訴訟問題等に発展しかねないので、安易な導入は危険視すべき問題ですね。

その問題点というのは、時間をランダムで対象者もランダムで行なうという形の方法ですが、十人十色の人達が全員素直に受けるとは限らないでしょうし、なぜ自分だけが受けなければならないのかという不公平感で揉めるケースになること必至でしょう。

それで駅構内で度々騒動が巻き起こる状況となれば、むしろ安全性を無くしている行動に繋がりかねないでしょうし、最大の問題はあと少しで間に合いそうな人に突然行おうとして一撃で穏やかな客をブチギレさせて犯罪に繋がらせたり、指定席で急いで向かわなければならない人に対して行なって、間に合わない状況になった場合の弁償をどうするのかの問題点が残ります。

最悪訴訟問題や他の客にまで騒動の被害を増やしていく状況になりかねなくなる恐れもあるでしょう。

この点のリスクをどこまで考えられているのか甚だ疑問ですね。特に1分に1秒を争う人や指定席との問題が絶えない状況になるので、この辺りの事を考えないとむしろ安全性にマイナスにしかならなくなるでしょう。

さらに先にも言った犯罪者目線で見た時の本格的犯行や無差別犯には効かないという話ですけども、確かに基本的にランダムだとしても手荷物検査を行なえれば、利便性をあまり損なわずに一定の安全性の確保に繋げられ突発的な犯罪や誰か個人を攻撃する事に向けた犯罪の予防には繋げられるでしょうけども、これだけで完全に防ぐ事は不可能な状況下から、本格的に計画された無差別系のテロや今回の殺傷事件のような誰でもいいから攻撃したいというような犯人たちに対しては、何の効果性も現れません。

計画的なテロであれば、事前にどの程度のランダム検査性なのかを調べておいて、その網をくぐれるように実行犯を複数に分けて日時も分けて行なう系統にすれば、どれかは確実にテロを行なえて、運が良ければ全部行えるので、テロ自体を防ぐ能力は皆無と言えるでしょうし、今回の新幹線内無差別殺傷事件の犯人のような誰でも良かったという犯人たちであれば、たとえ検査に引っかかったとしても、そこからいきなり犯罪行動に及べば当初の目的と同じような事にはできるでしょうから、特に気にする要素ではないでしょうね。

むしろそこで突然凶行が行なわれる状況になるので、下手したら余計に被害や混乱が広がる結果にもなりかねないでしょうね。ちゃんとした検査の体制を敷いて置くタイプであれば、そんな必要性も無いのでしょうが、突然行うタイプではどうしても起きる可能性は出て来るでしょうから。

 端から無差別目的であれば、どこで犯行に及ぼうとも別に気にする問題ではありませんからね。まあ新幹線内とかの状況が非常に行ない易かったというだけでしょうし。

それにしてもねぇ、凶器持っている犯人に対して素手で止めに入るのは自殺行為です。何かしらの武術を嗜んでいるとかでない限りは、素手で止めに入るのは無茶が過ぎるので止めましょう。

せめて手荷物等で武器になりそうな物を用意した上で、凶行を繰り広げようとする犯人の死角等から思いっきりぶん投げるもしくはぶっ叩く等をして、相手の優位性を無くした上で押さえに入るのが賢い押さえ方です。

持ち手が本体から少し離れたカバン等であれば、それを思いっきり振り下ろすだけでもそれなりのダメージを与える事が出来るので、参考にしてください。

ショルダーバッグである程度の重量物を入れた状態で振り回して直撃させると、一撃気絶(当たり所が悪ければ即死クラス)も狙えるので、命を守る観点で言えば参考に。

ついでに言えばそのタイプだと、必然的に相手の攻撃範囲よりも外から一方的に攻撃を加えられる状況となるので、ナタやナイフ包丁程度ならば、十分に優位性を持って対処できるでしょう。掃除用のモップ等があれば十分強いのですが。

武術を嗜む人にとっては常識の話なのですけど、相手よりも長い武器を持てれば、3段くらいは強くなれるという法則を。つまり相手がナイフでもこちらが箒等の柄が長い物であれば、相手がその武器による段位が1段程度であれば、十分に初心者でも優位性を持って戦えるようになるという事です。

普通に長さによるリーチ差で突いていけばよいというだけですからね。さらにうまく相手が先端部分を斬ってくれれば、途端に攻撃力が増大されて相手に有効なダメージを与えやすくなるので、その点でも強いと言えるでしょうね。

 学校等や警察でもよく不審者取り押さえ用にさすまた等を使っているでしょう? 安全に制圧させる為には有効であるという理由だからです。

ちなみに片方の袖を濡らした長袖の服も結構な破壊力を繰り出せますよ? 理由が分かりにくい方は、ヌンチャクのような原理だと思えばよいです。

 そう考えれば、結構身を守る為に必要な護身武器は既に持てている状況にあるという事ですね。それを重要な時に使うかどうかの判断だけですね。犯人が素人であれば十分に後ろからある程度の重さの物を投げれば、かなりのダメージを与えられるでしょうからね。 まずは暴れる相手を無力化させねば。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 日常的武器~終了~手荷物ランダム検査の無意味性

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