旧325回 不正メールからPCや携帯を守る堅実な方法 空蝉の術(身代り)
さてタイトルでは大きく言っていますが、行なう内容はすごく地味です。ついでに物理的対処策なので、ウイルスなどを見抜く方法ではなく、ウイルス攻撃などを受けても被害を受け付けなくさせる誰でも行える簡単面倒な方法です。
さてこの不正メールからのウイルス流入でPCや携帯がウイルス感染し動かなくさせられる事件などは昨年でも多数見られた現象ですが、不正メール系に限り確実にこの被害から身を守れる方法があります。
たとえそのウイルスが超進化系の新しい物でも効果を無くす事が可能な方法です。何せその方法が、このネットデジタル全盛期での物理対策方法ですから。
方法は至って簡単。どこか分からないメールやら不正が混じっているのかも分からない多数のメールをいったん1つの予備のPCや携帯にまとめて移します。この時にそれのバックアップは必ず取るように。
その後、その予備のネット接続を完全に断ち切ってからメールを開いていけばよいのです。それで本当に必要で正しいメールのみをそれでチェックしてから、メインで開く作業をすればよいという内容です。
ここで例えウイルス入りのメールを開いてウイルス感染したとしても、ネットから断絶された予備なので、周りに影響を与える事はありませんし、既にメールはバックアップを取っているので、それを含めたデータを人質に取られても何の意味もありません。
あとはウイルス削除が行なえるのならそれを行ない、出来ないのならデータの全削除で復旧作業に移れば良いだけです。OS再セットアップ系?
つまりウイルスに侵されても平気な代替予備でメール確認を行なっていくという対処方であれば、普通の確認では判別しきれないメールや新ウイルスで隠れているメールなどでもその意図目的効果を発揮させる事を防ぐ事が出来るという物理的な対処法です。
会社が大きい場合やメールの量が多い場合は、この判別用予備を複数台使って同時確認作業&ウイルス食らって動けなくなった際のさらに予備を用意させて作業に入らせれば、確実安全にメールの安全確認が行なえるでしょう。
似たような現実版の話で言えば、地雷地帯に対して地雷起動用の爆弾(もしくは鉛球)をばら撒いて誘爆させまくる感じの対処と似ているかな? ちなみにこれは別にPC限定の方法ではなく、携帯でも同じようにする事が出来る対処方法です。
さらにメールをしばらく保持しているだけでもまずいのなら、バックアップを一旦取った後は、メインのメールを全削除するという対処で、安全確認が十分に取れた内容から、バックアップから持ってくる又は内容だけで確認が取れるのなら予備の物から閲覧だけをすればよい。
簡単面倒なこの方法ですが、大事なデータを守る為やシステムダウンを防ぐのが大事である場合は、結構有効的な対処法に出来ます。何せこの予備はそのメール閲覧時にネット接続断絶されるので、遠隔操作からも対処出来て、ウイルスを周りにばら撒く可能性も回避できるうえ、ネット接続していないと効力を発揮できない特定のウイルスにも有用的かつ、どうせ予備なので例え潜伏されていても意味の無い効果にしかならない状態に出来るという事です。まあ潜伏対策として、メールの全チェックが終了する度にOS等の再セットアップで全てをリセットしていけば、さらに確実でしょう。
さらにこれと似たような方法で顧客データなどを外部などに流出を防ぐ方法にも出来ます。方法自体はほとんど同じというか、その重要データ(それに関わるデータも含めて)をネット接続から断ち切ったうえで、入出管理が徹底されている場所に保管すればよいという事です。
そして必要な仕事の度にそこからコピーして持ち出し、使い終わったら会社のチェックの下に削除又は保管場所に移す作業を行なっていくという感じにすればよいです。この使い終わるという意味合いは、その仕事が終わる時と終業時刻での帰宅時の2通りです。
こうして普段使いのメインでは基本的に重要データが入っていない状況で、さらにそれを扱う際はウイルスなどが入らない(触れない)環境にする事やその警備管理をしっかり行なうという事で厳重に防いでいく事が出来るでしょう。
つまりデータ作成だけなら、そのPC等のネット環境を断ち切り、そのPC等から離れる場合は誰かが見張る環境にするという事。データの違法持ち出し防止用。
これならネット全盛期の今だからこそ使える物理的対処方法に出来るのです。かなり面倒になりますけどね。
それでも不注意などでの流出の危険性をかなり防げる事に繋がるので、会社などの所持するデータの重要度によってお好きに。
それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。
空蝉の術~終了~物理対策