旧323回 危険からの緊急回避 モグラハウス

さて今回はあらゆる危険から家と中の人を守る家の解説をしていきます。基本的な仕組みはモグラ(土竜)的感覚です。身に危険が迫ったら穴の中に隠れてやり過ごすというあの性質を家に実装できれば、地震以外の危険からほぼ身を守る家を作り上げる事が出来るでしょう。普段は地上で、危ない時は土の中というモグラと同じような家を作れれば、いろんな危険から家も人も守っていける仕組みにしていけるようになるでしょう。

それではモグラハウスに関しての解説に移っていきますが、基本的な所は非常に簡潔です。何か危険が迫ったときには、その家を丸ごと地下に格納して地上部分を平地にして身を守るという構造です。

まさにモグラそのものと言える基本性能です。これにより大概の危険から家と人を守る事が出来るようになります。現在の気候で有名な大雪から来る重みでの家屋倒壊から身を守る事やそれによる屋根の雪下ろし作業をしなくても良くなること、また大雨による浸水の影響を回避する事やそれによる河川氾濫での水浸しからも回避する事ができ、ついでに津波も回避可能で風による突風や竜巻台風強風被害も回避可能です。

さらに火山の噴火による影響や雷も回避可能になり、近くで火事が起きても回避可能になります。さらに空き巣防犯や凶暴犯から身を守る為に使用する事も出来るという大概の危険から身を守る構造に出来ます。

唯一として地震に対して完全に回避する事は無理ですが、ある仕組みを施す事によって受ける被害を大幅に減少させる事も出来るようになる為、まさに最強に近い防御性能を有する家にすることが可能です。

ついでにいざという時のシェルター代わりの機能としても家そのまま使用する事が出来るので、広さなども申し分なく使う事が出来るようになるでしょう。

これの最大の欠点としては、地下部分に地上家部分を収めるだけの空きスペースが必要な事とその空きスペースは普段空いていても物置として使う事が出来ない緊急スペースとしての利用しかできない点で、コストも家1件分の1.5倍から2倍くらいまで掛かるという点でしょうか?

 それを差し引いても大概の危険から家を無事に守り通せる機能を備える事が出来るようになるので、必要経費としてはかなり低い金額で抑える事が出来るようになるでしょう。

このモグラハウスでならたとえ山が近くにあっても海が近くにあっても川が近くにあっても気にせず隣接する場所に家を建てる事が出来るようになります。バカでかくて無駄に予算が掛かる津波対策の海が見えなくなる巨大堤防よりも遥かに優れた基本構造です。

そしてこれならどんな大津波が来ようとも地下に潜ってやり過ごすのですから平気に出来るというわけです。

土砂崩れや大雪雪崩も同様に地下に潜れば普通以上に回避可能です。ただし、その後のアフターケア対策が出来なければモグラハウスは全く意味がありません。

とりあえず危険はほぼ回避が出来る事は分ったでしょうが、この次の危険から回避する手段に関しては特別な構造を施す必要があります。それは、潜った後地上に無事顔を出して元の場所に戻る事と、潜っている最中の地下からの出入り口の確保に関してです。

一過性の災害ですぐに何とかなるのであれば、災害などが起きている間地下に潜ってやり過ごしていれば良いのですが、これが長期化する場合や地上が何かしらの堆積物で塞がられる場合にはそれを地下からどかして無事に顔を出せるような機能を備える必要があります。

 その為この地下機能に関しては、非常時の際などに自動あるいは手動で地下に沈み込んでいき、完全に地下にセットできたら上部を厚い壁で塞いで強固で守れる状態にします。ただしこれだけでは空気換気系の問題もありますので、空気清浄機系の機能と地上部との通気口を設置します。

この通気口は縦又は斜めに伸ばせる性能を持たせて、災害が収まった後に堆積物を押しのけて空気の確保が出来るところまで通気口を伸ばせるようにします。ついでに通気口には新たな堆積物が積もらないように風か水でバリアを張れる状態にしておきます。

そして地下からの出入り口に関しては、エレベーター形式での設置にします。というのも、普通に手動形式のマンホールのような形では重い物が乗った場合には不可能で、またその後の移動に関しても難しくなる要素が出て来るので今回は外します。2次被害で、出たは良いが戻れなくなる可能性が出て来るので。

そしてこのエレベーター形式でも通気口と同じように地上から数メートルは上まで堆積物などを跳ね飛ばしながら上昇できるようにします。この勢いよくの上昇には水圧爆発か空気圧爆発か超電磁系の技術を用いてある程度の加速力と威力を持たせて飛び出せるようにします。その前に場合によっては空気圧か水圧によって軽く上にある物をどけるなり弱くしておいてからエレベーター起動とさせます。

そしてその後は、最上昇位置から自動ないし手動で地上部分に該当する場所に移動させて出入り出来るようにします。

 そして家の方も出入り口エレベーターと同じような仕組みを用いて、地上部分に顔を出して元の地上に家を設置し直す事が出来るようにします。ただしこれだけでは出入りエレベーターと違い、その後に横から雪崩形式で堆積物が迫ってくる恐れもあるので、家を完全防護の状態で飛び出させられる仕組みにして、危険性が無いと判断してから手動で解除して元通りにさせられる機能にすると良いです。

 ちなみにこの機能は専用の装置やIoT等を用いて遠隔操作させる事も出来るようにします。

あと地震対策に関しては、地下の部分に既存の地震対策などを施すとともに、地上と地下の間の空き空間の部分に空気圧で空気を常時溜めて置けるようにしておいて、地震発生時には地下へ降りる機能の解除と共に空気圧によって揺れの威力軽減効果を持たせて家へのダメージをさらに軽減させる効果を持たせる事が出来るようにさせます。つまり地上に固定させた状態で地震を受けるのではなく、空気圧の上で地震を受ける体制にして威力の緩和効果を狙うという仕組みです。

 これがほぼすべての災害などから身を守る事の出来るモグラハウスの構造解説です。その他細かな所などの解説は例にもれず省いています。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 モグラハウス~終了~大概の危険からの緊急回避

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