旧267回 冷気力発電~新たな発電方法の試み~

今回の本題は冷気による発電方法のご紹介です。基本的に火力や水力風力による自然エネルギーの発電は行われていますが、冷気では今の所その存在が無い状況です。というのも、火力水力風力(他太陽光等)では、それぞれの特徴を生かして運動エネルギー(人力発電などでも有名)の発生から発電を行うというプロセスが行えたから発電システムとして採用される事になったのだけども、冷気では今までその可能性が見いだせないでいた。

それは冷気の特徴としては、凍らせるや寒さで縮めるとか言ったむしろ動きを止める方の効果性が強く見られているからだ。だから冷気から運動エネルギーを発生させる事は現状無理とされてきたが、私は偶然の発想により、冷気からも運動エネルギーを取り出す事ができる方法を思いついた。

 ただし、悲しいかな現状の思いついた段階では、大規模発電に利用するまでの段階ではない。せいぜいサブ発電か、非常時の応急発電くらいの能力くらいしか今の所見いだせていなく、まだまだ開発研究初期段階での公開となる。それにもう1つの現段階での難点として、外気温が極度に寒い所以外での単体発電能力は現状無いという事だ。

そもそもの冷気を作れる環境が無ければ発電を行えない(他の発電もそうだが)ので、他の発電方法と比べてもかなり見劣りしてしまう事だという事は、理解していただきたい。現状せいぜい、冷蔵庫や冷凍庫での電源完全遮断状態(停電等)から冷気を保つ時間を長引かせるぐらいの活用方法が相場かな?

それで実際の発電方法というのは、冷気によって大気中などの水分を一ヶ所で凍らせる事によって、その重みを利用して運動エネルギーを発生させるという内容だ。つまり、冷気によって運動エネルギーを作り出す装置の一部分を凍らせることにより、その部分を他よりも重くさせて、その重みによって運動エネルギーを発生させるという方法である。

なので、縦回転での重みによる発電方法となる。ただし分かりやすい注意点として、この運動エネルギー発生装置を冷気空間全体に入れてはいけないという事である。理由は簡単に分かるであろう?全部凍り付いて動かなくなるからだ。

なので、この装置の回る部分の半分もしくは大部分を常温以上の氷が解ける空間に存在させる必要があり、この円運動装置から冷気による運動エネルギー確保の為には、冷気を発生させる空間と温かい空間を円運動装置が回る仕組みにする必要があるという事だ。

つまり、冷気空間の部分で氷発生によりその部分を他の部分より重くさせて、重力により下に動こうとする運動エネルギーを作り出して、そして冷気空間から離れた後は常温以上で解凍させて重さを無くすという仕組みにして、それを延々と繰り返す発電方法というわけだ。また追加の部分で、その円運動装置の内部に水を入れるなどで氷による重さの発生を強めさせる方法を取れば効果を高められるだろう。

 どちらにしてもその装置自体の重みは変わらなくて、凍る際の周りの空気中の水分をまとめて凍り付かせて固めての重み追加を狙う為、あとはその効果の発生量をいかに多くするかの試行錯誤をする事での効果量の変化となる。

そしてこの円運動装置としては簡単に思いつくのがハンドルやフープ状の円(人力発電での効率の良い形)を思いつくだろうが、この冷気による重みでの運動エネルギーの発生のさせ方では、別に完全な円の形である必要性はない。基本的な火力水力風力発電では、発電効率の面からみても完全な円状の形が最適な形となっている。

 むしろ楕円形というか鎖状のような形での回転とさせる方が、冷気の上では効率が良くなる。冷気は重さによる重力で下に重さで引っ張られる運動エネルギーを必要としているので、円状でも平気だが重さによって引っ張られればよいので、鎖のような不確定系を円状に結んで、凍らせた上での重さによって回転させて運動エネルギーとさせるなどが可能である。

また、回転自体必要ではなくなるのが、冷気の重さによる発電方法であり、要は重さによって下に引っ張って運動エネルギーの発生とさせればよいので、シーソーみたいな形でも運動エネルギーを作り出してからの発電をさせるといった事も可能である。

もしくは単一直情筒抜け空間にて、冷気の重みで徐々に下がっていく状態から運動エネルギーの発生とさせて、1番下に着いたら一気に氷を溶かして勢いよく上に戻させる仕組みでこれまた強い運動エネルギーを発生させて発電させるといった方法の発電方法もある。

 つまり現状冷気による発電では、効率性の良い大発電には向かないが、応用性のある多用途な発電方法によって電力確保を見込む事ができる発電方法であるという事だ。この応用性であれば、冷気による小型発電機を冷蔵庫や冷凍庫に組み込んでいざという時の保険とさせる使い方に現状でも取り組む事ができるだろう。普通の状態でも、消費電力の削減効果に見込む事もできるし。

今回はまだ研究初期段階なので、効率性や使い所の面でも問題などが多いが、今後さらに発展させた物を思いつくかもしれない。期待しないで待つと良い。現状だけでもサブ発電としてそれなりに役立つし。

 ちなみに冷気の必要性が必須なので、都会や街中での利用方法が確実に限定されるというのは言うまでもない。

それではここまで見て頂きまして誠にありがとうございます。

 冷気力発電~終了~応用性

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