旧221回 全自動海上バイク&車 新たな海の公共交通手段
今回は直接海上都市という分類ではなく、海上都市を円滑にするための新たな海上交通手段の方法の提示&解説の回です。 そしてなぜ海上であるにもかかわらずバイクや車と表記したのかというと、この公共交通手段が船ほど大きくて遅いタイプではないからです。(別に船でも構いませんが、利便性率が低下する)
さて今回ご紹介する全自動海上バイク等は日本列島と諸島と海上都市とを今までよりも簡単に速く安全に移動交通が出来る様にするための物です。既存の交通手段はどんなに小さくても船(危険承知でヨット&ボート等もあるが)を使う事でしか移動できず。その交通の為にはある程度の客数や貨物などが必要となり、1回の運行でかなりの費用を生じさせて航行しています。
さらにこの交通手段では空などに比べて移動速度が遅く、そんなに数が使えるものでもありません。なので、島国日本の離島などでは物資輸送の面で苦労したり、嵐の際などには使用不可などで大変な状況になったりします。
しかし今回紹介するタイプの物は、主に個人利用で使用するタイプです。(又は数人~数十人規模)さらに全航行上の操作を機械に任せて運行してもらうタイプです。(つまり利用客さえいれば良い)そして一度作成さえしてしまえば、メンテナンスや修理以外には追加費用が掛からない方法でもあります。ついでにメンテや修理なども無人に行なってもらえれば、利用客だけで済む。
なんと夢のような話でしょうと言いたい所ですが、初期費用はもちろんかなり掛かりますし、本題の海上都市が本格始動できなければ、それほどの利益や利便性を出す事も難しいのでその点だけが悩みどころですね。
とは言え、それでも今の離島の人達にとってみれば本島等との交流手段や交通手段が向上する方法なのは確かですし、さらに離島や本島が嵐に有っても物資輸送などが可能にできる方法ですね。
さて実際の中身の構造に関しては、バイクとは言っても地上バイクとは違い、利用客が座る部分には完全に水が入ってこない仕様にする。これは内部の機械を守る為という目的もある。ついでに内部空気系の話に関しては、基本外から取り入れるが、バイクの内部にある程度は保持できるようにして、何かあった場合の予備とする。突如の津波や倒れた際の緊急策として。
で、バイク形式だが、1人または2人ぐらいの利用で荷物なども置けるスペースを確保する形でのデザインとする。(買い物などでの荷物などを置けるよう)
そしてそれ以上の数十人クラスまでを車やバス型のタイプでデザインする。バイクや車と言っているが、海上利用なのでもちろんタイヤは必要無く、浮力やホバーなどで浮かせてスクリューで主に進ませる。ただしスクリューに関しては充電式電力で作動させる。さらに可能であれば風力エンジンも1機後方に取り付けて、加速度を飛躍的に高めさせる。
この電力のチャージに関しては、本島や離島・海上都市の海に面した場所に発着場を建設させて、その中で太陽光発電や風力発電によって自然から電力を作り出して待機している間は常に充電される仕組みにする。さらにバイクや車上部にも小型の太陽パネルを設置して海上航行中でもいざという時の為用で充電使用できるようにする。
そして基本的には充電電力は最低でも片道分は保つ仕様で、普通のタイプで往復は保たれる仕様とする。
そして全自動部分の話だが、GPS機能や位置特定などの電子機器などを使い、各場所の発着場にマーカー基点を設置して、その場所間を自動航行するというシステムにする。海は地上とは違い邪魔な障害物があまり無いのでそれだけでも作成は楽にできる。
さらに今の新システムである海上図面などの電子データ化によって海上区間での自動航行技術力は強化されているが、予め移動パターンを登録させて航行させるという使い方でも可能にできる。どのぐらいの速度で何秒間前進等。その場合は、GPSやレーダーなどの機能をフルに使って、周りの船などとの衝突回避や目的地の確認と付近の地形データの確認などを常時行わせる必要がある。必要に応じて再計算が行えるように。
またそれに限らず、周りの船や陸地や建造物などの確認などが出来る様にレーダーとカメラによる視野確認が機械で判別できるようにさせて、回避行動や目的地までのルート判別がいつでも再度行えるようにさせる。各基点マーカー周辺の地形データと日本列島の大まかな地形データさえしっかり入っていれば、あとはそれほど難しくなく作成可能。 基本利用で本島から本島間という利用ではなく、本島から離島・海上都市間の使用であればそれほど難しくは無い。
そしてもう1つの特殊機能として、可能であれば海中航行機能を取り付けると、嵐などでも進むことが可能にできる。海上の嵐では上は凄いが意外と海中はそれほどでも無い事が多いからだ。また気象データの観測機能を取り付けられれば、嵐を回避したりすることも可能にできる。
海中航行の方法としては、作成時にスクリューの向きを機械の判断で上下左右に稼働させられるようにする。(転倒時やぶつかった場合の対処策としても有用で必要)そうすれば海中を進ませられるようになる。空気に関しては少し保持できる状態なので、長期海中航行する場合は、海上付近へ向けて空気を取り込める用の機器等を発射できるようにする。
また海上航行だけではつまらないという方の為に、自由に航行方法を変えられるような仕組みにしても良い。ただし海中内では多少速度が落ちる事になるだろうが。また嵐の際などは変更不可状態にさせる。
ちなみにスクリューの数に関しては、基本バイク型でも最低2基(左右)は付けて速度を上げられる形にする。車等に関しては、タイヤのある部分などに稼働型スクリューの配置で4~8基ぐらい付けられると速度を上げられる。ついでにマシン上部辺りにも付けて、海中でも速度を落とさせない方法もある。また風力エンジンをスクリューみたく使用させる方法も考えられる。 また進む勢いの出される水をマシンからも放出させる事によって風力エンジンやプロペラの回転速度を上げる方法も考え付ける。
それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
全自動海上バイク&車~終了~海上都市
すんなりAIなりが使えれば別にややこらしくする必要もないが、AIの初期記憶させる方法としては良い方法かも。ちなみに決まったルートを走らせる方法だからこそこの電力航行を可能に出来て、安全性や利便性などが確保されるというわけです。
それに海上都市は基本自立移動が可能を前提としている為、全自動航行での目標地点がたとえ動いても目的地に迷うことなくたどり着けるという利点があります。相手の移動に合わせて随時航行ルートを変更させる事が可能だから。 また緊急時などには、各バイクなどに緊急を告げる情報が各基点に送られるようにして同時に現在位置も発信させる様に義務付ければ良い。そしてレスキューが緊急信号の場所めがけて向かえる様にする。 END