旧189回 シリアで化学兵器使用による国際連合の無能さが浮き彫りになった件について
今回はシリアのアサド政権側が反政府組織側?(むしろ国民殺しを狙って?)へ向けて化学兵器のサリンを使った疑いが濃厚という事で、国連による調査の是非の会議が成されたが、1国のロシアの反対によって何も行えないなどという国際連合最大の弱点でもあり、無能の集団連合と思える状況が再度浮き彫りになったことについて話をしていく。ついでにこの周りの話も含めて解説を行なっていく予定です。
まず事の発端であるアサド政権側らしき(確実証拠が断定されていない為)が使ったとされる化学兵器のサリンによって、主に民間人や子供などに大量の死傷者が発生したことについてだ。この化学兵器は国際条約違反となる戦争などで使ってはいけない兵器なのだが、それをアサド政権側が空爆によって使用したと見られている。
さらにあまりニュースで取り上げられていないが、追い打ち攻撃で病院などの医療現場にも爆撃を行なって確実に民間人含めて虐殺しようとする行為をしている。
この事が公になって国際連合での急遽の会議が開かれる事になるのだが、ロシアがアサド政権側の支援国である為弁護をして国連による調査が行なえない運びとなってしまった。ロシアやアサド政権側の言い分では、使用はしていない&化学兵器は反政府側が所持していた物だというが、それを使って爆撃を行ったことは事実として存在されてしまっているし、仮にそこを狙えばどうなるか分かって攻撃をしている為、結局虐殺狙いでの爆撃行為には違いないだろう。(反政府側へ爆撃を狙って行えるのはアサド政権とロシアぐらいの現状だから)
またこの国際連合としての調査をさせない動きを見せるロシアだが、させない事=アサド政権が使用したことへの裏返しととられても何ら不思議な事ではなくなる。(結局肯定してしまっている事になる)
それで今回の話で重要な部分は、化学兵器使用の有無に関してでは無い。(そこもかなり重要問題なのだろうが) 国際連合というのは国同士の話し合いを行なって国際的な動きを決める場であるはずなのだが、1国でも反対の異を唱えれば動きが鈍くなる国家間の集団というのは、いざという時には全くの役立たずとなり、虐殺行為すらも黙って容認する無能国際連合と化す事が多いと見る。
全会一致の判例などほぼ無理なことが分かっているのに、代表国の1つでも反対に立てば動く事が出来なくなるというのは、やる気が無いか国際連合として人々を助ける気持ちが欠片も塵以下も残っていない奴らの集まりだと考える。
G7とかG20とか表わされる時もあるが、結局世界的に大変な時に1国の反対論で動けないなど、無能の集まりか民間人虐殺ほう助をする国の集まりの組織と言われても反論する事も出来ぬだろう。
この世界の人とは全員が違う思考を持って行動している状況ははっきりしている。それは国家であればさらに顕著に違うだろう。そして様々な思惑で国際連合に加盟する国は数多くあるだろう。それらがすべて思惑や思想が一致して行動を決めるというのには現実的に無理があるだろう。地球規模での危機対処の場合は別だろうが。地球消滅隕石の接近とか。
さらにはこの状況を生かして、国際連合の動きを完全に無力化させることは今回の例にも見られるようにとても簡単に思える。国際連合の敵と見られる国が国際連合に加盟をして様々な敵に対しての行動に対して反対論を出せば、国際連合は簡単に身動きすら取れなくなって無能集団となり、虐殺行為が好き放題と行える状況となるだろう。
これでは、国際連合などただの虐殺容認集団で無能国家群となる。現在の国際状況でもロシアや中国が率先して世界を混乱へと導くような行動をしているのに、止められない国際連合なのだから、無能国家群であることは間違いない。だから私が平和ボケ集団の集まりだと言うのだ。
これらの無能を防ぐ為にも会議などでの取り決めは圧倒的過半数での取り決めに変更するべきなのではないでしょうか? 具体的な割合で示すと、80~90%位の国が容認すれば会議などの議題で決定とされるとすれば、敵のスパイが紛れ込んだとしても行動が阻害されるような事態にはなりにくいでしょう。
ちなみに敵とは、国際連合から見た連合とは敵対する勢力や違反をしても無視を決め込んで多数の人々に危害等を加える集団や国家の事です。これぐらいの民主主義の様な状態が取れないと、困っている国から見れば国際連合などただのお飾りの無能の集まりとしてしか見られないでしょう。 だから業を煮やしてアメリカの今回の行動のように強国1国で行動ををさせる要因にもなっていくのです。国際連合など無能の国家群であると見られる為に。
それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
大量殺戮化学兵器~終了~国際無能連合