旧174回 新競技 ピコピコファイト

今回は少し趣旨替えで新競技?シリーズではなく、新しい形の新競技のご紹介です。と言っても、遊び自体では特にルール無く存在していますが。いわゆる子供の遊びを本格派にした形。なので、ファンシーなのにシュールな競技となる。

 さてピコピコで何を使う競技か分かるだろうか? TVゲームでは無い事は分かるだろう。ファイトに使用して子供が遊び道具として使っていた事でなんとなく分かるだろうが、ピコピコハンマーである。叩くとピコッと音がする例のファンシーな武器を本格派のスポーツに取り入れようというのが今回の内容だ。 まあ武器としての理由は、相手に対して危害を加えられる可能性がかなり低い物は何かと考えた先にたどり着いたものである。(剣道のピコハンバージョンである。)

基本的なルールとしては単純で、相手を叩いて音が鳴ったら1ポイント獲得(鳴らない場合は無効)のポイント制で戦う。大体3ポイント先取ぐらいが面白い所かな。 使う武器がピコピコハンマーなので、そこまで過度な防具を用意する必要は無く、頭を軽く防護できる程度で良いと考えられる。

 それで基本的に剣道のピコハンバージョンみたいなノリのルールで、1ポイント取ったら再度初期位置に戻ってから始めるという形にする。 ちなみに剣道のように突きが構造上不可能なので突きは無し。(そのような改造も禁止。) そしてこの競技では、ピコハンのハンマー部分以外であれば、接触してもポイントにはならないとする。(要は払う事も可能。リスクも高いが)

さらにハンマー部分の改造などは禁止だが、持ち手の枝の部分だけは自由に長さ調整可能とする。極端に短くすることも長くすることも可能という事。ただしハンマー部分が変わらないので、単に利便性の部分と距離感の部分しか変えられない。それでも戦略性がかなり変わってくるが。

 長くすると有利と思われがちだろうが、当たり判定の大きさが変わらないので、近づかれると不利になる確率が高くなるし、また払われたりする可能性が高くなる。

 そして禁止技として、相手のピコハンを奪ったり持ったりした場合は、相手に1ポイント与える事とする。また、ピコハンを持たない手や足などで明確な攻撃をした場合も相手に1ポイントとする。偶然当たる事もあると思うが、たとえ偶然でも持っていない方の手が拳を握っていた場合は、偶然でも禁止技扱いとする。(その他明確なひっかき行為や突き刺し行為も同様)また棒のハンマーの逆部分での攻撃も同様。 ちなみに自滅は無しとする。

さて、基本的なルールはこれぐらいとして、このルールにさらにプラスして戦い方のスタイルを紹介していく。この戦い方のスタイルとは、いろいろな特色を持った5パターン存在して、どれを選んで競技に挑んでも良い事とする。この特色で競技をより高められる。一長一短がそれぞれにあるしね。

1.スタンダード・・・これは説明するまでも無く、片手もしくは両手でピコピコハンマーを持って戦う1番基本的なスタイル。良く言って万能、悪く言って器用貧乏である。基本的には空いた片手をいざという時の防御用払いとして、大体近接で戦う形。持ち手を長くして中距離戦も可能。 ただ特色めいた事が無いので、他に見劣りがち。ただし余計な物が無い為に一番早く動ける。

2.ツインピコハン・・・これはピコピコハンマーのハンマーが付いていない方の棒状の部分の先にもハンマーを取り付けた形。これで振り回してピコハンを当てる事も可能となる。ただしその分重量や使い方が変わるが。なお、この状態で持ち手を短くして使う事も可能だが、効果がかなり悪くなるので、基本的に長くしてのツインピコハン運用の形に取らざるを得なくなる。振り回しが可能となるが扱いも難しくなるのがこのスタイル。

3.盾持ち・・・名前ですぐに分かるが、このスタイルだけ唯一革製の盾を片手で持って競技に挑める。いわゆる1番簡単なスタイル。盾は皮や布などの当たっても痛みがほとんど無いように作成して、片手で持てる丸型にする。片手持ちで地面につかないのなら大きさは自由。ただしあまり大きくするとかえって邪魔になる。この盾は当たって音が鳴っても平気とする。 基本的に5スタイル中1番便利な盾持ちではあるが、片手が塞がる事だけがマイナス面である。両手持ちの長さのピコピコハンマーは不可能となる。

4.2ピコハン流・・・要は2刀流のピコハンバージョンである。これはピコハンを2つ持って競技に挑める。 またピコハン自体で防御も可能なので、攻防一体の様な形も取れる。 またトリッキーな戦法で戦う事も出来る。 弱点と言えば、ピコピコハンマーをあらかじめ長くしておくことが難しい点と、戦い方も独特になるので扱いにくいという辺りか。

 ちなみに、このスタイルでは、ピコハンを1つ投げて使う事も出来ますが、当たっても叩いたという事ではないのでポイントは入りません。 なので、スタンダードよりは立ち回りが悪くなります。

5.頭完全防御・・・ある意味1番卑怯かつ特殊なスタイルです。このスタイルだと分かる用の頭用の防具を用意して、このスタイルの時は頭部分の当たり判定を完全に無くす事が出来ます。つまり頭が丸ごと盾と同じ扱い。 しかしこのスタイルの時だけ、ピコピコハンマーのハンマー部分を片方取って片ハンマーの状態にします。つまり防御面はかなり高まるけども、攻撃面が下がるというかなり特殊なスタイルです。ピコピコからピコが1つ取れてピコハンマーになると、確実に止められる確率が高くなるので、攻撃面が下がるのです。

 ちなみに5は、昔の叩いて被ってじゃんけんからの流れのスタイルです。

このピコピコファイトは、既存の戦う系スポーツからはかなり危険性が減る(ピコハンなので)スポーツになるので、誰でも楽しめるような競技に出来ます。(光景はファンシーだがシュールですが。) またスタイルの区分けによりハンデなどを付けやすい形にも可能です。まあ真剣かつゆるい感じの競技です。 このスポーツであれば意外と良い運動が出来るのではないでしょうか?ピコハンが叩くという事しかできないから。

それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。

 新競技~終了~ピコピコファイト

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