旧127回 犯罪大国日本 見えざる犯罪 そして強奪や略奪し放題の国日本
今回なぜ犯罪大国だと言っているのかという理由は、日本の法律上では土地の所有権よりも所有物や物的財産の方が上という事になっていて、土地を違法に奪っても罰されにくい現状にある事を問題視して話していきます。
わかりやすく言うと、どんなゴミだろうとその人の所有物を勝手にどかすことが出来ない現状法律では、強奪や略奪(土地等)がし放題で、それが付近で迷惑がられた状態でもどかすことが出来ないというのは、やった者勝ちという犯罪者をのさばらせるような状態にあるという事です。
現在の法律上では、犯罪者という区別で見る事が難しいみたいなので、犯罪者に近い人が普通に街中を闊歩できるという状況でもあるという事です。ちなみにこういう人達を正式に犯罪者としてみると、かなりの犯罪者が日本の街中に普通に存在している状況となります。
これからケースとして代表的な例を述べていきます。
1.国が所有する場所(土地)に勝手に建造物や畑などを作成してそこで生活を始める事。若干ホームレスも含みますが、こちらはそれらに対して厳しい対応等で改善できるでしょう。県や市などが住まいを用意して、そこに半強制的(普通に借りられる場合等は別)に住んでもらう。そして嫌なら逮捕とかで行く。
これは今日本各地で結構話題に挙がったりもしている事みたいですが、国が所有する土地に対して何の断り等も無く勝手に所有物を作ったり配置したりして、不法にその土地を占有する事である。普通に考えた場合、その土地は国の物だから不法にただ占拠しただけでは簡単に追い出される事なのだが、そこに所有物(簡単には撤去がやり辛い物など)がある場合、土地よりも現状法律では所有物などが優先して扱われるため、撤去が簡単には行えない現状があるみたいだ。
そのため県や市などが管理する場所で、勝手に作物を育てる畑を作られるケースが結構多発している。土地代等を払わずに不法占拠しても罰しにくいのでそのままになっている。
また建造物を建てて住んだとしても、追い出す事が難しいためこちらも放置されている場合が多い。ホームレスが典型例だな。追い出す事に対してかなり苦戦することが多いだろう?ニュースで偶に流れるが。あれは所有物の勝手な移動が法律上難しい為らしい。
つまり今の日本の法律上では、勝手に不法占拠したとしても、そこに撤去し辛い物を配置できればその人の勝ちという事になり、平気で強奪や略奪をしても法律上罰されにくい現状があるのだ。明確な違反でも罰されないという事になっている。 つまり今は見逃されている犯罪という事だな。
2.1と似た様なものだが、個人が所有する土地等に勝手に所有物を配置したりしても、置いた人の許可が無ければ勝手に移動させてはいけない事に今の法律はなっている。もし破った場合は、置いた人ではなくどかした人が法的に罰せられるという何ともおかしな状況となっている。(まあ大々的に法で訴えた場合に限るが)
つまりこちらも1と同じように、その土地などを勝手に不法占拠した人が勝つ流れとなっている。とはいえ軽くて運び出しが簡単な物では、あまり通じない可能性の方が高いのだが。
3.強奪や略奪流れで行くと、人の物を奪う行為をした場合、その所有権が奪った人の物になる事が多い。という事は法律上では、奪われたからその物を自力で奪い返したとしても、元々の所有権の人が強奪などの罪に取られてしまうという事だ。つまり力等で奪った者勝ちという事になる。法律上は。 だがこの時に、他の犯罪行為と同時にした場合は当てはまらない事が多いが。怪我をさせる事や脅迫、銃刀法違反など。
これを回避させる為に警察のシステムを使わなければいけないなどの制約も存在したりする。つまり警察を通さずに奪い返した場合で、相手が警察等に訴えた場合は、奪い返した方が罰せられる場合があるという事だ。
これで例としてよく使われるのが、所有権の分かりにくい自転車の盗難とかだ。これも警察を通さずに盗まれたのが見つかったから自分で取り返すと、逆に自分が窃盗罪で捕まる恐れがあるのだ。つまり奪った者勝ち。警察が役立たず取り合ってくれなかったりすると一生戻ってこない確率が高いという事になる。 まあ見つけた場合はそこで取り返さずに、その場で状況を見守りつつ警察を呼んで解決をするしか正式な道が無いという事だ。
4.今までとタイプが少し違うのだが、自分の土地で自分の所有物を持っていることに対して、それが例え行き過ぎて周りに迷惑や健康などの被害を与えたとしても、その所有物を勝手に移動させたりが難しいのも現状だ。
ちなみに遠まわしに言っているが、簡単に一言で言うとゴミ屋敷である。このゴミ屋敷と呼ばれる物は大抵が、腐った臭いなどを放つゴミなどを大量に住まいに持ち込みゴミだらけの状況にして存在させている事である。この悪臭等で周りに被害を与えている場合でも、被害の原因であるゴミ等はその人の所有物という扱いであるため法律では勝手に移動させることが難しいという現状がある。こういうのは周りに被害を与えていたとしても簡単には罰せられない事になっている。たまにゴミ屋敷の行政による執行で片づけられる事があるが、これはかなり難しい手順を踏んだうえで行われているものである。
つまりこれも見えざる犯罪の1つで、普通に見れば何も奪っていないから平気という事で片づけられてしまうのだろうが、立派にある物を周りの人から奪っているのだが、罪として扱われにくいのだろうな。それが安心や安全だとしても。有毒ガスなどで健康に異常をきたせる場合は罪に囚われるというのに、悪臭で似た様な状態になっているのにもかかわらず、その当事者が罰せられないのはおかしい事ではないだろうか?
ついでに挙げると、危険地帯を勝手に建設して周りに恐怖を与えているのに罰せられないというのもおかしな状況ではあるが。ゴミ屋敷は常に火災が酷くなりやすく発生しやすいという状況がある。この危険地帯を勝手に作って放置しても罰せられないのはいかがなものだろうか? これを応用したとある火災犯罪とかにも対処ができ辛くなる可能性があるのだが。
動かしづらいとある所有物を勝手に配置させて、それを少しの衝撃でも発火させるようにして、放火をするというような事も出来るようになる。 この場合は、放火とは少し罪が違う軽いものになる可能性が高いだろう。
5. 4と同じく所有の土地や建造物が同じ場所という事なのだが、放置されている場合も周りの安心や安全を不法に奪う行為になっていることがある。 簡単に言う放置された空き家なのだが、その場所に個人の所有者がいる場合でその所有物が持ち主の物であれば、これまた勝手に移動させたりすることが難しいという事に法律はなっている。
老朽化とか放置のされ過ぎで家等が崩壊して周りに迷惑や危険が見込まれる場合でも撤去等が出来辛い現状がある。また話は少し違うのだが、犯罪の場所に使われやすくなるという危険性の上昇などの事まで発生してきたりする。
というふうに問題点の例を挙げてきたのだが、改善案を出すのであれば法律をもっと犯罪者や危険物の放置者に対して厳しい対応がすぐにできるように法改正をしろという事ぐらいだろうか。又は行政などが別の案件上からこういう明確な危険や犯罪行為がある為に撤去させなくてはいけない状態まで持っていける条例などを作成する事かな。(3以外)
さて今回の話を見てみると、いかに日本が犯罪者に対して優遇処置を施して、善人とされている者や平和や安心に暮らしている者をないがしろにした法律を掲げている国なのかがお分かりいただけたかな。だから私は今回のタイトルで犯罪大国と呼んだのですよ。
それではここまで見ていただきまして誠にありがとうございます。
犯罪大国 日本~終了~強奪略奪大国